SNS情報で子どもにサプリ、7歳男児入院の衝撃…医師が訴える危険性

吉澤恵理,五藤良将
2026.04.09 08:49 2026.04.09 12:00

疲れている小学生男子

サプリメントと聞くと、「体に良さそう」「不足している栄養を補える」そんなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。特に子どもの場合、「偏食があるから心配」「ちゃんと栄養が足りているのかな」と感じたときに、サプリメントを取り入れるご家庭も少なくありません。ですが、その子どものためと思っての選択が、思わぬ健康トラブルにつながることもあるのです。

日本小児科学会の報告では、ビタミンDサプリメントの過剰摂取により、7歳の男の子が入院した事例も紹介されています。今回はこの事例をもとに、サプリメントとの付き合い方について、竹内内科小児科医院院長の五藤良将医師に伺いました。(文・吉澤恵理)

サプリメントで体調を崩すことも

体調が悪く病気のような疲れている男の子

――サプリメントで体調を崩すことはあるのでしょうか?

五藤医師は、サプリメントのリスクについて次のように説明します。

はい、あります。特に最近は、SNSなどの情報をきっかけにサプリメントを取り入れるケースが増えています。

保護者の方が体にいいものをと考えるお気持ちはとてもよく分かりますが、量や組み合わせによっては体に負担がかかることもあります。

ビタミンD過剰摂取の危険性

――日本小児科学会の報告にあったビタミンDでは、なぜ体調を崩してしまったのでしょうか?

五藤医師は、ビタミンD過剰摂取のメカニズムについて次のように解説します。

ビタミンDは、骨の成長や免疫に関わる大切な栄養素です。ただし脂溶性ビタミンなので、体の中にたまりやすい特徴があります。

多く摂りすぎるとカルシウムが増えすぎてしまい、吐き気やだるさ、食欲低下などの症状が出ることがあります。

注意が必要なサプリメント

寝ている女の子

――ほかにも注意が必要なサプリメントはありますか?

五藤良将

五藤良将

防衛医科大学校医学部卒業後、自衛隊関係病院、千葉県を中心とした病院勤務を経て、2019年9月から東京都田園調布の竹内内科小児科医院を継承し院長。2021年10月から医療法人社団五良会の理事長となる。五良会クリニック白金高輪、五良ファミリークリニックセンター南と分院も展開している。

日本内科認定医、日本抗加齢医学会専門医、日本美容内科学会評議員、日本温泉気候物理医学会療法医、日本旅行医学会認定医、複数の学校校医、難病指定医など幅広く診療を行っている。