ピアノの発表会で泣き崩れた小2娘…絶望するわが子を救った父の”たった一言”

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「失敗の夜に親がかける言葉が、子どものその後の一歩を決める」と語ります。ピアノの発表会で途中退場してしまった小2の娘に、父親がその夜選んだのは「大丈夫」でも「仕方ない」でもない、一つの言葉でした。(写真はすべてイメージです)
発表会の夜、父親が言えなかった言葉

小学2年生のナナ(仮名)は、ピアノの発表会の本番で泣き出し、途中で舞台から退場した。練習では最後まで弾けていた曲が、本番で指が止まった。止まった瞬間に涙が出て、そのまま舞台袖に走ってしまった。
父親の誠一さん(仮名)は、ナナが走り去る後ろ姿を客席から見ていた。駆けつけるべきか、このまま待つべきか。立ち上がることもできず、そのまま椅子に座り続けた。発表会が終わってナナを迎えに行くと、目が赤く腫れていた。「ごめんなさい」と小さな声で言った。
車の中でもナナは黙っていた。家に帰り、夕食を食べ、お風呂に入って、ナナが布団に入ったとき、誠一さんは隣に座った。夕食の間、ナナはほとんど食べなかった。誠一さんは何か言おうとするたびに、言葉を飲み込んだ。「食べなさい」も「大丈夫だよ」も、どれも違う気がした。
「大丈夫」でも「仕方ない」でもなく
誠一さんが言いたくなかったのは、





























