プリントを白紙で出し続けた小4男子…担任が下した“書かせない”決断と、動き出したわが子の心

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「書けない子どもに必要なのは叱ることではなく、失敗の積み重ねをいったんリセットすることだ」と語る。プリントを白紙で出し続けた小4男子に、担任が選んだ「書かせない指導」が、時間をかけてプリントに文字を増やしていった。(写真はすべてイメージです)
「書けない」と「わからない」は違う

小学4年生のケイ(仮名)は、授業中のプリントをほぼ毎回白紙で提出していた。解けないのではなく、書けないのだった。鉛筆を持ち、問題を見て、それでも手が動かない。前の先生は叱ったこともあり、居残りをさせたこともあった。でもプリントに文字が増えることはなかった。4年生になって担任が変わり、木村先生(仮名)が初めてケイの白紙のプリントを受け取ったのは、着任して最初の週のことだった。
木村先生が最初にしたのは、叱ることでも居残りさせることでもなく、





























