サッカーのスタメンを外れ学校も休みがちに…小6息子を救った母の「選ばせる教育」

熱海康太
2026.04.08 15:13 2026.04.09 19:00

サッカーをする子ども

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「子どもが自分で選んだとき、その行動には義務で続けるときとは違う力が宿る」と語ります。

サッカーのレギュラーを外され学校まで休みがちになった小6の息子に、母親が「続けろと言わなかった」理由と、その言葉が息子を自分の足で動かすまでを追います。(写真はすべてイメージです)

「頑張れ」が届かないとき

考える小学生

小学6年生のハルキ(仮名)がサッカーのレギュラーを外されたのは、6年生になった最初の春だった。5年生まではずっとスタメンだったのに、新しいコーチが来てから方針が変わり、突然外された。ハルキは何も言わなかったが、そこから少しずつ学校を休む日が増えていった。

母親の智恵さん(仮名)は最初、「まあ、落ち込むよね」と思っていた。じきに元に戻るだろうと思っていたが、一週間が二週間になり、ハルキの様子は変わるどころか少しずつ沈んでいった。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi