「担任への不信感」をどう伝える? モンスター親と思われずに、学校と建設的な関係を築く“伝え方の原則”

熱海康太
2026.05.01 08:34 2026.05.02 19:00

小学校の授業風景のイメージ

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「不信感は多くの場合、わからないことから生まれる。聞いてみることがその最初の解決策になる」と語ります。参観日で見た先生の言葉が頭から離れない母親が、クレームではなく「確認」として連絡したとき、担任との関係に新しい回路が生まれました。(写真はすべてイメージです)

参観日が終わった後の、晴れない気持ち

学校の廊下

参観日が終わった帰り道、なんとなく晴れない気持ちで歩いていた、という親は少なくありません。先生の言葉がきつかった、ある子への対応が気になった、うちの子が発言しようとしたのに当ててもらえなかった。見てしまったことが頭から離れない。でも「これを学校に言っていいのか」という迷いがあって、家に帰ってからも気持ちが落ち着かない。

母親の麻衣さん(仮名)が参観日で気になったのは、担任の中村先生(仮名)が、授業中に間違えた子に対して「だからさ、何度も言ったよね?」と言った場面でした。

強い叱責ではなかったけれど、クラス全体の前でその言葉を言われた子が、うつむいて固まった。その子の表情が、帰宅してからも頭に浮かびました。

不信感と事実を分けることから始める

参観日で何かを見て「気になった」とき、

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。