子ども1人育てるのに必要なのは「3000万円」 FPが勧める0歳から高3までの貯めどきは

畠中雅子
2026.04.23 15:58 2026.05.05 11:50

電卓で計算する人

赤ちゃんを迎えると、気になるのが「子育てにはどれくらいお金がかかるの?」ということ。毎月の生活費は少しずつ増えていくものの、子どもが成長するにつれて教育費や習い事などの支出も重なり、長い目で見ると大きな金額になります。

2025年に国立成育医療研究センターが発表した調査データをもとに、誕生から高校卒業までの子育て費の目安をファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが解説します。

※本稿は畠中雅子(著)『働くママのための妊娠・出産・ 育児のお金と制度、ぜんぶ教えてください!』(日東書院本社)から一部抜粋・編集したものです。

子育て費の目安を知っておこう

赤ちゃんが生まれても、生活費が急激に増えるわけではありませんが、2025年10月に国立成育医療研究センターが発表した「0歳~高校3年生の子育てにかかる年間費用の調査結果」をみてみると就学前の子育て費は1年間で100万円前後になります。
の画像1

この記事の画像(3枚)
このデータは継続して発表している調査ではありませんが、0歳から18歳までの子どもをもつ母親4166人から回答を得て集計したもの。

教育費だけではなく具体的な家計関連も集計している貴重なデータなので、子育て費の参考になるでしょう。

の画像2

誕生から高校卒業までの生活費は「合計約2170万円」

子育てにかかる年間費用の赤ちゃんが生まれてから高校3年生までにかかった合計額を計算してみると、第1子の場合「約2170万円」になります。

子どものための預貯金や保険料などを含めると「約2570万円」に膨らみます。この金額には大学時代の学費は含まれていませんので、大学や専門学校などに進学させれば、子ども1人育てるのに「3000万円」が現実のよう。

ただし、3000万円は大学を卒業させるまでの総合計で、短期間にまとまった費用がかかるのは高校から大学にかけて。しかも高校は助成の充実によって私立高校を選んでも負担はかなり減ってきています。

の画像3

畠中雅子

二男一女の母としての経験をもとに、『たまごクラブ』のお金特集を30年以上監修してきたファイナンシャルプランナー。


畠中雅子(著)『働くママのための妊娠・出産・育児のお金と制度、ぜんぶ教えてください!』(辰巳出版)

妊娠や出産、育児に関する制度は複雑すぎる...?

妊娠がわかった。幸せな気分を抱く一方、直面する手続きのあれやこれや……。ただでさえ体調が不安定な時期、お金の不安まで抱えたくないですよね。

本書は【知らずに損をすることがないように】、妊娠・出産・育児にかかわるお金や制度をもれなくまるごとまとめた一冊です。

著者は、二男一女の母としての経験をもとに、『たまごクラブ』のお金特集を30年以上監修してきたファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生。

プレママ&ママたちが抱える「こんなとき、どうしたらいい?」の疑問に対して、使える制度や助成を、しっかりお答えします。