毎朝「あれどこ?」で大騒ぎの小3娘…母親が「確認してあげる」をやめた日に朝が静かになった理由

熱海康太
2026.05.01 08:52 2026.05.05 19:00

ランドセルから大量のプリントが出てきてしまった小学生と親

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「忘れ物を親が防ぐほど、子どもが自分で気づく力は育たなくなる」と語ります。

毎朝「あれどこ?」の大騒ぎが続いていた小3の娘に、母親が「確認してあげる」をやめた日から、朝の風景が静かに変わっていきました。(写真はすべてイメージです)

毎朝繰り返される「あれどこ?」の大騒ぎ

忘れ物が無いように持ち物をチェックする小学生の女の子と親

毎朝、登校前に大騒ぎが起きる家庭があります。「体操服どこ?」「連絡帳出したっけ?」「あ、図工のハサミ持っていかなきゃ」。子どもが自分で準備できずに、親が一緒にバタバタして、最終的に「早くしなさい!」で終わる朝。それが毎日続くと、親も子も消耗します。

母親の絵里さん(仮名)の小学3年生の娘ミク(仮名)は、毎朝必ず何かを忘れる子でした。絵里さんは毎晩「明日の準備した?」と聞きました。ミクは「した」と言いました。でも翌朝になると何かが足りない。絵里さんは「昨日した、って言ったじゃない!」と怒り、ミクは泣き、そのまま学校に行く、という朝が続いていました。

親がやりがちな「逆効果な対応」とは

絵里さんがミクにしていたことは、すべて善意から来るものでした。しかし結果として、

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。