水ぼうそうが再び増加中、軽症でも登園NGの理由を医師が解説

五藤良将,吉澤恵理
2026.05.23 00:00 2026.05.23 07:00

体調が悪く病気のような疲れている男の子

冬から初夏にかけて増加する子どもの感染症のひとつが、「水ぼうそう(水痘)」です。ワクチンの定期接種化により患者数は大きく減少していましたが、2025年以降は再び増加傾向にあり、2026年に入っても例年を上回る報告が続いています。今後、各地で集団感染が起こりうる状況です。

水ぼうそうの感染の広がり方にどう対処すべきか、竹内内科小児科医院院長の五藤良将先生に聞きました。(取材・文/吉澤恵理)

水ぼうそうが再び増加している理由

病院の診察室

――水ぼうそうは減ったはずなのに、なぜ今また注意が必要なのでしょうか。

現在の水痘は全体としては減っていますが、感染の構造が変わってきています。そのため、局地的な流行が起こりやすくなっています。

背景として考えられるのは、いくつかの要因です。ワクチン未接種、あるいは接種が不十分な人が一定数いること、そしてワクチン接種後でも発症するブレイクスルー感染では症状が軽く、見逃されやすいことが挙げられます。

ブレイクスルー感染が広げるリスク

――ブレイクスルー感染に気づかず感染を広げるケースがあるということですか?

はい。発疹が少なく軽症のまま登園・登校してしまい、結果として周囲に広げてしまうケースもあります。

さらに、

五藤良将

五藤良将

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防衛医科大学校医学部卒業後、自衛隊関係病院、千葉県を中心とした病院勤務を経て、2019年9月から東京都田園調布の竹内内科小児科医院を継承し院長。2021年10月から医療法人社団五良会の理事長となる。五良会クリニック白金高輪、五良ファミリークリニックセンター南と分院も展開している。

日本内科認定医、日本抗加齢医学会専門医、日本美容内科学会評議員、日本温泉気候物理医学会療法医、日本旅行医学会認定医、複数の学校校医、難病指定医など幅広く診療を行っている。