友達と手をつなげない子どもの悩み…医師が教える多汗症の治療と対処法

五藤良将,吉澤恵理
2026.05.23 00:27 2026.05.24 18:00

夏に汗をかきながら飲み物を飲む子ども

GWが明け、夏に向けて気温が一気に上がるこの時期。「手のひらがびっしょりしている」「ノートが汗で濡れてしまう」「靴下を何度も替えている」そんな汗の悩みを抱える子どもが増えています。

保護者の方は「単なる汗っかき」と思いがちですが、生活に支障が出ている場合は「多汗症」の可能性があります。今回は、竹内内科小児科医院院長の五藤良将先生に、子どもの多汗症の特徴や受診の目安、治療について聞きました。(取材・文/吉澤恵理)

多汗症とはどのような病気か

体調が悪く病気のような疲れている男の子

――そもそも多汗症とはどのような病気でしょうか?

多汗症は、体温調節に必要な量を超えて汗が出る状態です。大きく2つに分けられます。

● 原発性局所多汗症
原因となる病気がなく、手のひら・足の裏・脇・顔面など特定の部位に汗が多く出るタイプです。子どもの多汗症の多くがこちらに該当します。

● 続発性多汗症
甲状腺機能亢進症、糖尿病、感染症、神経疾患などの基礎疾患が原因で起こるタイプです。全身性の発汗が特徴です。

特に、急に汗の量が増えた、夜間も汗が止まらない、体重減少や動悸を伴う、といった場合には、続発性多汗症の可能性も考えて検査を行います。

汗っかきと多汗症の見極め方

――子どもの汗っかきと多汗症の見極めは?どのように治療していくのでしょうか。

子どもはもともと汗をかきやすいため、判断が難しいこともあります。ただ、汗の量だけではなく、

五藤良将

五藤良将

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防衛医科大学校医学部卒業後、自衛隊関係病院、千葉県を中心とした病院勤務を経て、2019年9月から東京都田園調布の竹内内科小児科医院を継承し院長。2021年10月から医療法人社団五良会の理事長となる。五良会クリニック白金高輪、五良ファミリークリニックセンター南と分院も展開している。

日本内科認定医、日本抗加齢医学会専門医、日本美容内科学会評議員、日本温泉気候物理医学会療法医、日本旅行医学会認定医、複数の学校校医、難病指定医など幅広く診療を行っている。