友達と手をつなげない子どもの悩み…医師が教える多汗症の治療と対処法
GWが明け、夏に向けて気温が一気に上がるこの時期。「手のひらがびっしょりしている」「ノートが汗で濡れてしまう」「靴下を何度も替えている」そんな汗の悩みを抱える子どもが増えています。
保護者の方は「単なる汗っかき」と思いがちですが、生活に支障が出ている場合は「多汗症」の可能性があります。今回は、竹内内科小児科医院院長の五藤良将先生に、子どもの多汗症の特徴や受診の目安、治療について聞きました。(取材・文/吉澤恵理)
多汗症とはどのような病気か
――そもそも多汗症とはどのような病気でしょうか?
多汗症は、体温調節に必要な量を超えて汗が出る状態です。大きく2つに分けられます。
● 原発性局所多汗症
原因となる病気がなく、手のひら・足の裏・脇・顔面など特定の部位に汗が多く出るタイプです。子どもの多汗症の多くがこちらに該当します。
● 続発性多汗症
甲状腺機能亢進症、糖尿病、感染症、神経疾患などの基礎疾患が原因で起こるタイプです。全身性の発汗が特徴です。
特に、急に汗の量が増えた、夜間も汗が止まらない、体重減少や動悸を伴う、といった場合には、続発性多汗症の可能性も考えて検査を行います。
汗っかきと多汗症の見極め方
――子どもの汗っかきと多汗症の見極めは?どのように治療していくのでしょうか。
子どもはもともと汗をかきやすいため、判断が難しいこともあります。ただ、汗の量だけではなく、