「みんなには話しかけてるのに私だけ」先生からの声かけが少ない小3娘…母親が「先生が悪い」にしなかった理由

熱海康太
2026.07.11 11:28 2026.07.13 19:00

廊下で座り込む小学生の女の子

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「先生から声をかけてもらえないという傷は、先生が変わるのを待つより、自分から小さく動くことで変わることがある」と語ります。

「先生、あまり私に声かけてくれない気がする」と言った小3の娘に、母親が「自分から動く」という選択肢を渡したことで、見える景色が変わりました。(写真はすべてイメージです)

「私だけあんまり」という違和感

小学3年生のユイ(仮名)は、担任の先生のことは好きです。嫌いだとか怖いだとかではない。ただ、母親の陽子さん(仮名)に「先生、あまり私に声かけてくれない気がする」と言ったことがありました。「みんなには話しかけてるのに、私だけあんまり」。

陽子さんはその言葉を聞いて、どう受け取ればいいかわかりませんでした。先生に不満を持っているのか、でも「嫌い」というわけではない。クラスで問題があるわけでも、いじめがあるわけでもない。ただ、先生からの声かけが少ない気がする。その「気がする」は事実なのか、ユイの思い込みなのか、判断できませんでした。

「先生ってどういうときに声かけてくれてる?」と陽子さんは聞きました。「発表したときとか、当てられたとき。でもそういう以外だと、あんまり」とユイは答えました。「他の子はどう?」「RちゃんとかSちゃんは、先生と普通に話してる感じ。給食の時間とかでも」。

「見てもらえていない」という感覚の正体

ユイが感じているのは

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。