子どもたちの質問に真剣回答!舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』俳優が語る“緊張との向き合い方”
4月23日、今年20周年を迎えるキッザニア東京にて、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』とのコラボイベント「ワンドダンス&トークショー~“魔法の杖”を使ったダンスを楽しもう~」が開催されました。
イベントの「質問コーナー」では、子どもたちからの質問に、アルバス・ポッター役の佐藤知恩さん、嘆きのマ―トル役の出口稚子さん真摯に回答。本番前の緊張との向き合い方から作品の見どころまで、率直な言葉で語りました。
緊張は悪いものではない?
―佐藤さん、出口さんは舞台の本番で緊張している時、自分自分自身にどんな魔法をかけますか。
出口さん:私は本番前は軽くストレッチとかしたり、体を動かしたりジャンプしたりして、気持ちを高めてます。 あまり緊張しないように、ちゃんといつも通りって自分に魔法をかけてやっています。
佐藤さん:僕は、緊張は悪いものではないと思っていて。普段以上のパフォーマンスを引き出してくれることもあるので、どううまく付き合っていくかが大切だと思います。まずは日々の練習や準備をしっかり積み重ねて、「自分は大丈夫」と信じられる状態をつくること。そうすれば、悪い緊張にはならないはずです。
もう一つは、仲間を信じること。舞台は役者だけでなく、音響や照明、美術、スタッフの皆さんがいて初めて成り立つものです。役者はその中の一つのパートに過ぎません。自分を信じきれないときは、周りの仲間を信じて臨むことが大切。だと思います
―佐藤さん、出口さんが子どもの頃に習っていた習い事や頑張っていたことを教えてください。(りなさん)
出口さん:私は色々な習い事をしましたが、中でも幼いころに始めたクラシックバレエは、辞めずに長く続けられた習い事です。その経験が、今の仕事に役立っています。
佐藤さん:僕は色々やってたんですけど、あんまり頑張ってなくて。でも、歌だけは初めて自分からやりたいと言い出した習い事だったので、頑張ってました。
『呪いの子』の舞台で苦戦したこと
―僕は『ハリー・ポッターと呪いの子』をまだ観ていません。注目してほしいところやおすすめポイントを教えてください。(まなとさん)
出口さん:おすすめポイントは数え切れないほどあります。上演時間は約3時間40分と長いのですが、最後まで見逃してほしくないと思うくらい魅力的な作品です。
舞台は12月で終了してしまいますが、これほど魔法にあふれた作品はなかなかないと感じています。ぜひ12月までに劇場に足を運んでいただけたらうれしいです。
佐藤さん:魔法の演出はもちろん見どころですが、それと同じくらい物語もしっかりしています。僕が演じている役は11歳から14歳の設定で、皆さんの年齢にも近いんですよね。
アルバスは友だちとうまく関われなかったり、お父さんとぶつかってしまったりするのですが、そんな時でも家族は愛してくれているし、周りには自分を支えてくれる人がいる、ということが描かれています。そうした部分にもぜひ注目して、この作品を観ていただけたらうれしいです。
―舞台ハリーポッターと呪いの子を演じる上で、佐藤さん、出口さんが一番難しかったシーンとその理由を教えてください。
出口さん: 私は今嘆きのマートル役をやっているんですけど、シンクの上での演技が本当に難しくて。失敗を繰り返しながら、稽古を重ねて頑張りました。今では完璧です。
佐藤さん:この舞台は約3時間40分と長く、歌もないのでずっと会話劇なんです。派手な感情の起伏というよりも、日常の延長のような何気ない会話が多くて。
だからこそ、「このセリフはなぜ必要なのか」「物語を理解するうえでどんな意味があるのか」を考えるのが最初は難しかったです。演出家と話し合いながら、一つひとつ丁寧に詰めていきました。
プロの仕事に触れた貴重な時間
子どもたちの素朴な疑問に真摯に向き合う俳優たちの姿が印象的だった今回のイベント。お二人の言葉から、舞台俳優という仕事の一端を垣間見ることができました。子どもたちにとっても、プロの仕事への向き合い方を知る貴重な機会になったことでしょう。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、今年がラストイヤー。ぜひ、佐藤さん、出口さんの活躍を、劇場でご覧になってみてはいかがでしょうか。