新学期、宿題で毎晩泣く小4娘…「やりなさい」と急かす前に、父が聞いた涙の裏にある“本当のしんどさ”

熱海康太
2026.05.01 08:43 2026.05.03 19:00

勉強中に頭を抱える小学生の女の子

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「宿題の量より、子どもが何につまずいているかを先に見ることが、解決への近道になる」と語ります。新学期から宿題が増え毎晩泣くようになった小4の娘に、父親が「どの宿題が一番しんどい?」と聞いた夜、問題の本当の原因が見えてきました。(写真はすべてイメージです)

新学期、宿題のやり方がガラッと変わった

勉強で叱られる男の子

4月になって担任が変わると、宿題のやり方がガラッと変わることがあります。去年は漢字ドリル1ページだけだったのに、今年は音読・計算・日記が毎日セットで出る。

量だけでなく内容も違うため、子どもだけでなく保護者も戸惑いを感じやすくなります。「うちの子に合っていない気がする」「こんなに多くて終わるわけない」という声は、4月から5月にかけて特に多く聞かれます。

父親の大輔さん(仮名)の小学4年生の娘ハルカ(仮名)は、新学期が始まってから毎晩泣くようになりました。去年の担任は宿題が少なく、夕食前には終わっていたのに、今年の林先生(仮名)は量が多く、夜9時を過ぎても終わらない。

大輔さんは「先生に言いに行こうか」と思いながらも、「最初からクレームを入れるのはどうか」という迷いで動けずにいました。

「量が多い」は主観でもある

大輔さんが最初に確認したのは、ハルカが宿題に何時間かけているかでした。夕食前に始めて、途中で休憩したり、スマホを見たりしながら結果的に3時間かかっていた。ここで大切なのは、

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。