子どものSOSは「ただいま」の声に出ている? 元教員が教える、帰宅後5分で状態を感じ取る方法

熱海康太
2026.05.01 08:46 2026.05.04 19:00

登校・下校中の小学生男子のイメージ

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「帰宅直後の子どもの様子は、その日の状態が最も素直に出る時間だ」と語ります。

2学期が始まってから「ただいま」の声が小さくなった小5の息子に、母親が「どうだった?」をやめて「何食べたい?」と聞くようにした日から、親子の会話が変わり始めました。(写真はすべてイメージです)

「ただいま」の声が変わったとき

「ただいま」という声のトーンで、今日の学校がある程度わかる。長年子どもと向き合ってきた親なら、なんとなく感じたことがあるはずです。

大きな声で「ただいまー!」と入ってきた日は、何かいいことがあった。靴をぐちゃっと脱いで無言で入ってきた日は、何かある。その感覚は根拠のないものではありません。

母親の由里さん(仮名)は、小学5年生の息子コウ(仮名)の「ただいま」が変わったことに気づいたのは、2学期が始まって少ししてからでした。

夏休み中は元気に遊んでいたのに、2学期が始まってから声が小さくなった。靴を脱ぐのが遅くなった。聞いてもいないのに「疲れた」と言うようになった。「どうしたの?」と聞くと「別に」と返ってくる。でも、何かがある気がした。

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。