大学まで国公立なら約856万円 私立とのリアルな教育費の差は?【FPが解説】

畠中雅子

子どもの教育費は、進学先によって大きく変わります。公立を選ぶか、私立を選ぶかによって、長い目で見ると家計への負担は大きく変わるため、あらかじめ目安を知っておくことが大切です。

また、近年は高校授業料の無償化が進み、教育費の負担を軽くする制度も広がりを見せています。

公立・私立それぞれの教育費の目安と、注目されている高校無償化の流れをファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが解説します。

※本稿は畠中雅子(著)『働くママのための妊娠・出産・ 育児のお金と制度、ぜんぶ教えてください!』(日東書院本社)から一部抜粋・編集したものです。

選ぶ学校によって、教育費も大きく変わる


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幼稚園から高校までの教育費は、文部科学省が2年ごとに発表している「子どもの学習費調査」からの引用でみると、幼稚園(3年間)から高校までの15年間、すべて公立を選んだ場合は約617万円、すべて私立を選んだ場合は約1971万円です。


大学時代の教育費は2年ごとに独立行政法人日本学生支援機構が発表している「学生生活調査」からの引用でみると、国立大学は4年間で約239万円、私立大学は4年間で約523万円となります。


総金額をみると心配になりますが、上記表にある公立学校の1年間の金額でみると高校までは家計費からの捻出も考えられるのではないでしょうか。

また、2026年から所得制限なしの高校授業料無償化により、今後はさらに総金額は減る見込みです。

ここに注目!高校無償化の流れ

上記の調査(子供の学習費調査)は2023年のものですが、2025年から高校無償化制度の所得制限がなくなりました。

すでに「高等学校等就学支援金」年額11万8800円が支給されています。公立高校の年間授業料は11万8800円なので実質的に無償化です。私立高校の無償化は、2026年から全国的に拡充される予定です。


畠中雅子(著)『働くママのための妊娠・出産・育児のお金と制度、ぜんぶ教えてください!』(辰巳出版)

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著者は、二男一女の母としての経験をもとに、『たまごクラブ』のお金特集を30年以上監修してきたファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生。

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