ママ友LINEの未読が37件…通知に怯えていた母親が「全部読まなくていい」と決めて取り戻した平穏

熱海康太
2026.05.07 14:23 2026.05.09 19:00

キッチンでスマホを前に落ち込む女性

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「グループの中で消耗しないためには、自分がそこに何を求めているかを先に決めることが大切だ」と語ります。

未読が37件になっても開けないママ友グループに疲弊していた母親が、「全部読まなければいけない」という思い込みを手放した日から、スマホとの距離が変わりました。(写真はすべてイメージです)

未読が37件、開けない理由

公園のブランコ

スマホを開くたびにママ友グループの通知が来ている。未読が37件になっていて、読むのが怖い。全部読んだら返さなければいけない気がして、結局放置して罪悪感を持つ。参加しないと情報が入らない、でも参加し続けると疲れる。ママ友グループというものの中で、多くの人が消耗しながら泳いでいます。

母親の千恵さん(仮名)は、小学2年生の娘が入学したとき、クラスのLINEグループに入りました。最初は学校の連絡事項の共有が目的でした。でも気づけば、グループは一日中何かが投稿される場所になっていました。

千恵さんは毎日グループを読み、読んだら反応しなければいけない気がして、スタンプを押したり短い返信をしたりしていました。「既読スルーと思われたくない」という思いが、無意識のうちに行動を縛っていました。

「グループを上手に泳ぐ人」が共通してやっていないこと

千恵さんがある時期から気づいたことがあります。同じグループの中に、全体への投稿量が少ないお母さんがいました。その人はほとんど発言しないのに、必要な情報はきちんと押さえているように見えた。

気になった千恵さんが「どうやってグループと付き合っているの?」と直接聞くと、答えはとてもシンプルでした。

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。