3歳の『料理やりたい!』、危ないからと止めていませんか?包丁・火なしで自立心が育つお手伝い

「自分も料理をしてみたい!」という子どもの好奇心は、自立心を育てる最高のチャンスです。とはいえ、火や刃物を触らせるのはまだ不安…と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は、包丁を使わなくても子どもが「自分が作った!」と達成感を得られる作業はたくさんあります。この記事では、未就学児が安全に楽しめるお手伝いの具体例と、やる気を引き出す役割づくりのコツをご紹介します。
※本稿は、岩田かおり (著)『お手伝いで自分から楽しく学べる子になる 戦略的ほったらかし教育』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋、編集したものです。
子どもがやりたくなる! お手伝い戦略
【幼児】料理の第一歩は「ちぎる・まぜる・つぶす」
3歳ぐらいから料理を始めることはできます。
わが家はスタートが早かったので、未就学児でもいろいろとやらせていましたが、この時期から始める場合には、火や包丁を使わない家事を任せていけるとよいでしょう。
たとえば、
• レタスやキャベツをちぎってサラダにする
• 豆腐を混ぜて白和えを作る
• ポテトサラダのポテトをつぶす
といった、ちぎる・まぜる・つぶす仕事はどんどん子どもに渡していきましょう。
任せる際には、うまくいくポイントを理由とともに伝えます。
たとえば、ボールはそのままテーブルに置くとグラグラするので安定しません。その場合、「タオルを下に敷くと動かなくなるよ」など、理由も説明しながら任せます。
また、「家族分を小皿に取り分ける」というお手伝いも任せられます。量の多い・少ないは発生しますが、そこは目をつむりましょう。
時々、率先して取り分ける担当をしていると思ったら、自分の分だけ嫌いなニンジンを避けてよそっている、なんてこともありました(笑)。これはこれで、子どもなりに、めちゃくちゃ頭を働かせているんですよね。
わが家では「味見係」も大人気でした。「係」として役割を与えることで、料理に「参加」している感覚を養います。
未就学児の間は、料理に興味をもったり、一緒に作るのは楽しいものだという感覚をもてたりすることがとても大事です。また、「ありがとう!」「おいしい」と言われて、自己効力感を育む機会にもなります。
お手伝いで大事なことは正確さや緻密さではありません。チームの一員として参画し、感謝される体験を積むこと。その体験の積み重ねが重要なのです。
未就学児のときには、鉛筆で字を書く練習をしたりハサミを使う練習をしたりしますよね?つまり、さまざまな手を動かす経験が大事になる期間です。
料理などの家事はまさに指先をたくさん使う作業の連続。お手伝いをしながら、子どもの身体的発達にもつなげていくのです。

こんなこともできる! 未就学児の家事
・ティッシュ補充係
ティッシュは、なぜか「あと1枚!」という瞬間に空になります。空になった箱を見つけたら、新しいティッシュを持ってきてセットする担当です。「困っている人に気づく力」や「次に人のことを考えて先回りして動く力」が自然と育ちます。
・郵便物を持ってくる係
ポストに届く郵便物を取りに行くのは、大人にとっては小さな用事。でも子どもにとっては立派なミッションです。ポストをチェックして家まで持ってくるという頼まれて動く経験を通して、「家族の一員として役割を持つ」感覚が育ちます。自分が家族に必要とされていると感じられます。
岩田かおり (著)『お手伝いで自分から楽しく学べる子になる 戦略的ほったらかし教育』ディスカヴァー・トゥエンティワン
家事はすべての「勉強」の土台になる!
6万部突破のベストセラー著者が教える、料理や掃除で子どもの学ぶ力が勝手にぐんぐん伸びる家庭環境のつくり方。































