宿題を「やった」と言うのに毎回半分以上間違える小3息子…母親が気づいた「やった」と「できた」の違い

熱海康太
2026.05.23 09:06 2026.05.11 19:00

勉強する子ども

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「『やった』の中身を豊かにすることが、学習習慣を本当の意味で変えていく」と語ります。

宿題を「やった」と言うのに毎回半分以上間違えていた小3の息子に、母親が「なんで間違えてるの」をやめて「どこで間違えたと思う?」と聞くようにした日から、息子の宿題が変わり始めました。(写真はすべてイメージです)

「やった」のに全部間違えている

勉強をする男の子

「宿題やった?」「やった」。この会話を信じてサインをしたら、翌日先生から「全問間違えていました」と言われた。そういう経験をした親は少なくありません。

やった、と言ったのは嘘ではないのかもしれない。でも内容が間違っている。子どもにとっての「やった」と、親が期待する「やった」の間には、大きなギャップがあることがあります。

母親の晴子さん(仮名)の小学3年生の息子リク(仮名)は、漢字ドリルを毎晩「やった」と言って提出していましたが、毎回半分以上間違えていました。先生から「家でもう少し確認していただけますか」という連絡が来ました。

晴子さんはリクに「なんで間違えてるの」と聞くと、リクは「わからない」と答えました。やった、でも間違えている。わからない。この状況の構造を、晴子さんはどう理解すればよかったのか。

「やった」≠「正しくできた」の理由

リクにとっての「宿題をやった」は、

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。