子どもの頭痛・吐き気・発熱…それ、夏風邪じゃないかも 小児科医が教える夜間熱中症のサイン

「朝から熱があるから、風邪かな……」夏になると、そんな朝を迎えた経験があるご家庭も多いのではないでしょうか。ヘルパンギーナや手足口病、胃腸炎など、夏は感染症が流行する季節です。しかし、朝の体調不良は、風邪や感染症だけが原因とは限りません。竹内内科小児科医院院長の五藤良将先生に、見落とされがちな「夜間熱中症」の見分け方や家庭での対処法、受診の目安について伺いました。(取材・文/吉澤恵理)
「夜間熱中症」とは、寝ている間に起こる熱中症
35度を超える日も出始め、高熱や嘔吐で受診する子どもの中に、熱中症による脱水が疑われるケースが増えていると五藤先生は話します。その多くが夜間熱中症だといいます。
――「夜間熱中症」とはどのような状態なのでしょうか。どのような症状が現れますか。
五藤先生:夜間熱中症とは、その名の通り、寝ている間に起こる熱中症です。日中に暑い環境で過ごしたり、たくさん汗をかいたりして体の水分や塩分が不足したまま夜を迎えると、睡眠中にも汗をかくことで脱水がさらに進みます。その結果、朝になって症状が現れることがあります。症状は、頭痛、吐き気、発熱、強いだるさ、食欲不振などで、風邪や胃腸炎と非常によく似ています。そのため、「朝から熱があるから風邪だろう」と思ってしまい、熱中症に気付かないことも少なくありません。
風邪や胃腸炎との見分け方は「前日」を振り返ること
症状だけで夜間熱中症と風邪・胃腸炎を見分けるのは難しいと五藤先生はいいます。そこで大切になるのが、前日の行動を振り返ることです。
――夏は感染症も増える時期です。朝、子どもが頭痛や吐き気、発熱を訴えたとき、風邪や胃腸炎と夜間熱中症はどのように見分ければよいのでしょうか。
五藤先生:症状だけで見分けるのは難しいことがあります。そこで大切なのが、「前日に何があったか」を振り返ることです。
【振り返りたいポイント】






























