3時間机に向かってノート1ページ…「勉強しているフリ」がうまい子に親が気づくべき4つのサイン

熱海康太
2026.07.19 18:37 2026.07.23 19:00

勉強をする男の子

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「『勉強しているフリ』は子どもなりの防衛反応であり、怒られない状態を作ることが目的化してしまっている状態だ」と語ります。

机に向かう時間の長さと成果が一致しない子どもに、親が気づいておきたい4つのサインと関わり方を紹介します。(写真はすべてイメージです)

「勉強しているフリ」に隠れたサイン

机に向かってはいるけれど、実際にはあまり進んでいない。参考書は開いているけれど、同じページのまま何十分も経っている。そんな「勉強しているフリ」は、多くの家庭で見られる現象ですが、実はその裏側には見過ごされがちないくつかのサインが隠れています。ここでは、親が気づいておきたい4つのポイントを整理してみます。

1つ目、時間の長さと成果の量が一致していないこと

「勉強しているフリ」がうまくなった子どもに共通するのが、机に向かっている時間の長さと、実際に進んだ内容の量が大きく食い違っているという点です。3時間机に向かっていたはずなのに、ノートを見ると1ページも進んでいない。ドリルを開いた形跡はあるのに、解いた問題の数は数問だけ。このギャップに気づくことが、最初のサインです。

多くの親は「机に向かっている時間」を基準にして、子どもが勉強しているかどうかを判断しがちです。しかし本当に見るべきなのは、時間ではなく成果の量です。時間を基準にしてしまうと、子どもは「机に座っている時間さえ長ければ、勉強したと認めてもらえる」ということを学習してしまいます。これが、勉強しているフリが上達していく大きな要因の一つです。

これを確認する具体的な方法として、勉強を始める前に

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。