令和ロマン・松井ケムリさんが自作絵本読み聞かせ 子どもたちのつっこみが止まらなかった

nobico編集部


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M−1グランプリ連覇などでお馴染みの令和ロマンの松井ケムリさん。初めて描き下ろした絵本『ちがうちがう』が7月24日に刊行されました。2025年6月に第一子が誕生し、パパとなったケムリさんが考えたストーリーです。神様が間違えて作ったおかしな世界を、小さな少年が正していく、親子で楽しめる一冊になっています。

絵本発売を記念して、7月31日にジュンク堂池袋本店で子どもたちへの読み聞かせと記者会見が行われました。つっこみと笑いの絶えないイベントの様子をお届けします。

 

子どもたちのつっこみが止まらない読み聞かせ

ジュンク堂池袋9階イベントスペースにて、読み聞かせと囲み取材が行われました。

会場にケムリさんが登場すると、開口一番「松井ケムリっていうお笑い芸人なんだけど、僕のこと知っている人いますか?」と問いかけます。手を挙げた子どもは一人。「テレビで見たことある」とのこと。「テレビはオワコンだもんな」とさっそく自虐を挟むケムリさんに、会場は早くも笑いに包まれます。

絵本の読み聞かせを始めようとすると、子どもから「もう読んだー!」の声。「もう読んだって言うなっ!」と優しくつっこむと、その返しに子どもたちがけらけら笑い、場が一気に温まります。

「でも一緒に読んでいこうね」と仕切り直し、「ちょっとおかしな世界を、どこがおかしいかみんなと一緒に見ていこうと思います。それでは始まり始まり」と読み聞かせがスタート。

「ある日、ただしくんは不思議な世界に迷い込んでしまいました。ただしくんはそこにいたおじいさんに聞きました。ここはどこ? おじいさんは誰? わしはこの世界の神様じゃ――」 ケムリさんの声にあわせて一緒に音読する子どもの姿も見られました。

ページをめくるたびに、子どもたちから「逆だよー!」「四角いー!」といったつっこみの声が上がります。中にはイラストの細部にまで反応する子どももいて、「トウモロコシとピーマンはあんまり違和感感じない」という意外な指摘に、ケムリさんも「トウモロコシとピーマンはまだあり得るか(笑)」とうなずいていました。

上下逆さまになっているページでは、「逆さまだったら土とか降ってこないのかなー」と素朴な疑問もあがります。”違う”世界を通して子どもたちの好奇心を引き出せるのもこの絵本の魅力かもしれません。

絵本の最後は、ただしくんのシャツが前後ろ逆だったことを神様がつっこむ描写が。子どもたちが一斉に「先に言ってよー!!」と台詞を叫びます。

「面白かった?」とケムリさんが問いかけると「面白かった~」の声も聞こえてきて、拍手で読み聞かせは終了しました。

 

読みながらシャツが前後ろ逆の子がいたら幸せ

読み聞かせ終了後は、囲み取材が行われました。

感想を聞かれると「かなりいいオーディエンスだった。ちょうどいい野次具合で、やりやすかったです」とケムリさん。絵本づくりの意図には「一緒にお話を楽しめる絵本を作りたかったので、こういう反応が見られて嬉しい」と手応えを口にしました。

nobico編集部からは、最後のシャツのページについて質問。親世代が共感しやすい場面の意図を尋ねると、「ボケとツッコミのフォーマットを最後で崩したかった。ただしくん側にもボケがあると見え方が変わるかなと」と説明。「読みながらシャツが前後ろ逆の子がいたら幸せですね」とも語り、笑いを誘いました。

自身の子どもに読ませたかと聞かれ、「まだ1歳で、渡したら12秒で読み終わりました」と笑顔で告白。「これからじっくり読んでほしいですね」と付け加えました。

会場でケムリさんを知っていた子どもは一人だけだったことにも触れられ、「(ダウ90000の)蓮見くんが言うように本当にお笑いって流行ってないんだな」と自虐気味にコメント。今後は「パパ芸人として」子どもへの認知拡大も目指すそうです。

制作で苦労した点は「イラストですね。素人なので1個1個丁寧に描いて」とのこと。続編については「評判がよければぜひ作りたい」と意欲を見せました。

ちがうちがうの画像1

松井ケムリ(著)『ちがうちがう』(集英社)

M-1グランプリ連覇などでお馴染みの令和ロマンの松井ケムリ。
2025年6月に第一子が誕生したパパ芸人が自ら描き下ろした絵本です。