実はアドリブも監督が決めている!? 映画・ドラマ監督の仕事とは
子どもが映画やドラマに夢中になり、「将来は映画をつくる人になりたい」と言い出したら、応援したい反面、どんな仕事なのか気になる親御さんも多いでしょう。
映画やドラマの監督は、俳優や多くのスタッフをまとめ、作品の方向性を決める仕事です。その魅力や大変さ、監督になる方法を紹介します。
※本稿は、エンタメおしごと研究会編集『芸能・アニメ・ゲーム・音楽・マンガ エンタメおしごと図鑑』(サンクチュアリ出版)より一部抜粋、編集したものです。
どんなしごと?どうやってなるの?
監督は、作品の世界観や表現の方向性を決め、俳優やスタッフと話し合いながら映像を完成させていくしごとです。
脚本をどう解釈するか、どんなお芝居をしてもらうか、どこからカメラでとるかなどを考え、最終的な判断をします。
ひとりでつくるのではなく、多くの専門スタッフの意見を聞きながら決断していくのが特徴です。
監督へのなり方はさまざまですが、制作会社で助監督として修行を積んで昇格するルートが一般的。
うれしいこと、つらいことは?
うれしいのは、自分が考えたアイデア以上のものが、俳優やスタッフとの話し合いの中から生まれる瞬間。みんなの力でひとつの作品をつくり上げ、観た人に「心に残った」と言ってもらえたときは、やりがいを感じます。
一方で、つらいことも多く予算や時間、いろいろな立場の意見にはさまれ、思いどおりに進まないことが日常的です。判断を求められるプレッシャーもありますが、条件の中でどうしたらよりよくなるかを考え続けることが、監督の大切な役割です。
アドリブも監督が指示するの?
最初から「このシーンはアドリブで」とざっくりと指示する場合もあれば、あえてカットをかけず、俳優のリアルな反応を引き出すこともあります。
また、設定だけを伝えて動きや会話を任せ、カメラがそれを追う場面も。ほとんどのアドリブは完全な自由ではなく、監督の判断と演出の中で生まれています。
欠かせないしごと道具
昔は台本とペンでしたが、最近ではiPadが主流に。どのカットをどこでつなぐかメモをしたり、テスト映像を見返したりします。

もっと知りたい!
Q:なり方は?
A:大学や専門学校で学び、助監督として経験を積んだり、自主制作映画が評価されチャンスをつかむ人もいるよ。
Q:休日は?
A:撮影期間中は不定期。撮影がない期間は、比較的自分で調整可。
Q:教育制度はある?
A:大学や専門学校で知識は学べるけれど、撮影での経験が何よりの勉強に。現場の回し方、スタッフとの信頼構築、俳優への接し方などは見て学ぼう。
Q:何年目でひとりだち?
A:未経験でスタートする人から、助監督を数年経験して監督としてひとりだちする人までさまざま。
Q:男女比は?
A:男性がやや多めだけど、 近年は女性の監督も増えているよ。
Q:何さいまで働ける?
A:年齢制限はなく、 経験と実績があればいくつまででも。


エンタメおしごと研究会(編集)『芸能・アニメ・ゲーム・音楽・マンガ エンタメおしごと図鑑』(サンクチュアリ出版)
芸能・アニメ・ゲーム・音楽・マンガなど、エンタメの世界の仕事だけに絞った小学生向け職業図鑑です。
表舞台に立つ人だけでなく、マネージャーやヘアメイク、ゲームクリエイターなど、エンタメ界を支える149の職種を紹介しています。
各職業のインタビューで「どんな子が向いているか」も掲載。「なりたい」憧れと「向いているかも」の両方の視点から仕事を見つけられる一冊。






























