塾を休みたがる小6娘、一週間で三度目の「お腹痛い」を訴え…母親が気づいた本当の理由

熱海康太
2026.08.02 14:52 2026.08.04 19:00

登下校中の小学生の女の子

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「『本当に具合が悪い』と『サボりたい』は対立するものではない。子ども自身も、なぜ休みたいのか本当のところはよくわかっていないことが多い」と語ります。

一週間に三度目の「体調が悪い」という申し出に戸惑っていた母親が、症状の裏に見つけたものとは。(写真はすべてイメージです)

今週三度目の「お腹痛い」

「今日、お腹痛いから塾休んでいい?」。小学6年生のカナ(仮名)が夕食の席でそう言ったとき、母親の智子さん(仮名)は一瞬、返答に迷いました。この一週間で三度目の「体調が悪い」という申し出だったからです。

病院に連れて行っても、これといった異常は見つかりません。智子さんの中には、「サボりたいだけなのでは」という疑いと、「本当に何かつらいのでは」という心配が、同時に浮かんでいました。夫にこの話をすると、「甘やかしすぎじゃないか」という反応が返ってきて、智子さんはさらに板挟みの気持ちになったといいます。

子どもが体調不良を訴えて特定の活動を休みたがるとき、その裏には

熱海康太

熱海康太

  • X

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。