塾に通う幸せな子と不幸せな子…その差を分けていたのは、家庭で交わされる言葉だった

2026.08.02 14:57 2026.08.06 19:00

外をみる小学生の男の子

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「塾での経験を子どもがどう意味づけているかは、家庭での関わり方によって変えていくことができる」と語ります。

同じ塾の同じクラスに通う幼なじみ2人の表情が対照的になっていったことに気づいた母親たちが、比較と失敗の扱い方を見直した記録です。(写真はすべてイメージです)

同じ塾、同じクラス、対照的な表情

同じ塾に通い、同じカリキュラムをこなしているはずなのに、生き生きとした表情で通う子どもと、次第に表情が曇っていく子どもがいます。小学5年生のハル(仮名)とソラ(仮名)は、同じ塾の同じクラスに通う幼なじみですが、二人の塾に対する感情は次第に対照的なものになっていきました。

ハルは「今日の授業、面白い問題があった」と嬉しそうに話す一方、ソラは塾のカバンを見るだけでため息をつくようになっていました。二人の母親同士も親しく、ある日の立ち話で、この対照的な様子について話す機会があったといいます。

この違いを生んでいるものは、塾のカリキュラムの内容そのものよりも、

熱海康太

熱海康太

  • X

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。