「休ませたい」と「勉強させたい」の間で揺れた夏…母親が見つけた「30分だけ」という答え

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「『休むこと』と『学ぶこと』は、本来対立する関係にはない」と語ります。
この夏、遊ぶわが子を見ながら「このままでいいのか」と悩んだ方へ。冬休みや来年にも活かせる、両立のための考え方を紹介します。(写真はすべてイメージです)
「そろそろドリルやったら」の一言を、飲み込んだ夜
夕食の後片付けをしながら、母親の由美さん(仮名)は、リビングでタブレットのアニメに夢中になっている小学5年生のさくら(仮名)を見ていました。宿題は午前中に少しやっただけで、あとはずっとこの調子です。
「そろそろドリルやったら」と声をかけようとして、由美さんはふと手を止めました。今日、さくらは友だちと1時間走り回って、汗だくで帰ってきたばかりです。「休みなんだから、これくらいいいか」という気持ちと、「でもこのままだと2学期が心配」という気持ちが、由美さんの中でせめぎ合っていました。
夫の陽一さん(仮名)は「子どものうちは、思いきり遊ばせておけばいいんじゃない」という考えで、由美さんとの間で、ここ数年、夏休みのたびに小さな意見の食い違いが生まれていました。どちらの言い分もわかる。だからこそ、由美さんは毎年この時期、答えの出ない問いを一人で抱え込んでしまいます。
「休ませたい」と「勉強させたい」は、実は対立していない
この2つの気持ちは、しばしば対立するものとして語られます。しかし発達心理学の観点から見ると、「休むこと」と「学ぶこと」は、本来対立する関係にはありません。
むしろ、質の高い休息は、その後の学習効率や集中力を






























