なぜ耳はこんなにデコボコしている?複雑な形に隠された「音を聞き分ける」すごい仕組み
普段はあまり意識しない「耳」。よく見ると、ひだやくぼみがたくさんあって、実はとても複雑な形をしています。もっとシンプルな形でもよさそうなのに、どうしてこんな形なのでしょう。思わず子どもに教えたくなる、耳の複雑な形の秘密を紹介します。
※本記事は室生暁著『人体の不思議がわかる! すごすぎる体のつくり図鑑』(KADOKAWA)より一部抜粋、編集したものです。
※本記事は室生暁著『人体の不思議がわかる! すごすぎる体のつくり図鑑』(KADOKAWA)より一部抜粋、編集したものです。
外から見える耳、耳介のつくり
耳介(じかい)は、外から見える耳の部分です。
やわらかい軟骨でできていて、ひだやくぼみが多く、とても複雑な形をしています。「ここまで入り組んでいる必要があるの?」と思うかもしれません。
耳介のもともとの役割は、音の方向を聞き分けることでした。ひだに当たった音は少しずつ反射し、そのわずかな違いを脳が読み取ることで、前後や上下の位置を判断できます。多くの動物では耳を動かして、さらに正確に音の場所を探ります。
ヒトの耳はほとんど動きませんが、耳介は今も音の方向を聞き分けるのに役立っています。ただし、視覚や首の動きが発達したため、耳だけに頼る必要は少なくなりました。それでも形は単純になりませんでした。
耳介は胎児のころ、6つの小さなふくらみが集まってできるため、その「発生」の過程が、今の複雑な形にも反映されているのです。
耳介の形には、昔の役割と体の「発生」の歴史が、そのまま今も残っています。

室生暁著『人体の不思議がわかる! すごすぎる体のつくり図鑑』(KADOKAWA)
人間の体は、知れば知るほど「驚きの工夫」でいっぱい!
「なぜ血管はわざわざ遠回りするの?」
「なぜお腹の中に”謎のすき間”があるの?」
「なぜ耳の形はあんなに複雑なの?」
学校の理科で習う「人体の仕組み」の一歩先へ!
進化の歴史や、人体の成長から、私たちの体に隠された”究極の設計図”を解き明かします。
「自分の体が、もっといとおしくなる」
大人も知らない秘密が詰まった、親子で楽しめる決定版の1冊です!































