復習は3回がカギ!「覚える」より「解く」が大切な理由

清水章弘
2026.08.21 08:27 2026.08.31 11:50

勉強する男子中学生

この記事の画像(3枚)

「授業を受けたら、それで終わり」では、せっかく覚えたことも忘れてしまいます。大切なのは、授業で学んだことを復習して「できる」に変えること。

復習には「覚える」型と「解く」型があり、特に大切なのは、覚えた知識を使って問題を解くことです。

さらに、「その日・次の日・週末」の3回に分けて復習すれば、知識が定着しやすくなります。無理なく続けられる復習のやり方を身につけましょう。

 

※本稿は、清水章弘(著)『面白いほど成績が上がる 中学生からの勉強のやり方 (動画つき・アップデート版)』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋、編集したものです。

復習って何をやるの?

勉強する学生

ポイント
復習は「回数」と「タイミング」で決まる!

みなさんにしてほしい復習は大きく分けて2つあるという話をします。


1.「覚える」型復習をする
2.「解く」型復習をする

1つ目は、「覚える」(インプット)型復習です。簡単にいえば、「覚える」という作業です。
たとえば英語でいうと、「英単語を覚える」とか「本文を暗唱する」という作業、数学だと「公式を覚える」とか「解法を理解する」という作業になります。

2つ目は、「解く」(アウトプット)型復習です。簡単にいえば、覚えた知識を活用して「問題を解く」という作業です。
英語だと「問題集を解く」とか「長文を読む」という作業、数学だと「公式を自分で導いてみる」とか「問題を解く」という作業になります。

どちらが大切かといえば、「解く」型復習です。多くの中学生は「覚える」型復習に時間をかけていますが、それではテストで点数が取れません。
なぜかというと、テストでは「解けるかどうか」を聞かれていて、「覚えているかどうか」は聞かれていないからです。

また、「覚える」型復習だけだとなかなか定着もしません。
「新しい友だちの名前を覚える」という例は、自分で「増田、おはよー」と思い出して使う(アウトプットする)から記憶が定着するのです。
スポーツでもそうです。野球をやっていて、「バットのスイングはこうやるんだよ」という説明を聞いているだけではできるようになりませんよね。自分でやってみて、身体で覚えなければいけません。

復習には「覚える」型復習と「解く」型復習の2種類あって、「解く」型復習の方が定着につながるということを覚えておいてください。

 

復習は3回やろう!

復習には2種類あるということのほかに、理想の「回数」と「タイミング」があります。

復習に必要な回数は人によって違うのですが、「最低でも3回やる」ということは覚えておきましょう。この回数に科学的根拠はないのですが、僕は経験上、「3回やらないと定着しない」と考えています。
よほど頭のよい人は別だと思いますが、1回だけ、もしくは2回だけだと、ちょっと時間が経てば忘れてしまいます。東大時代の友人に聞いてみても、みんな「3回」と言っています。
「1回、2回だと忘れやすい」「3回復習して、初めて完成」というイメージで復習していきましょう。

復習のタイミングは、「その日、次の日、日曜日」!

では、この3回はどのタイミングでやればよいのでしょうか。
勉強もスポーツと同じ、理想のタイミングがあります。大学時代、僕はホッケーというスポーツをやっていましたが、そこで筋トレをひんぱんにやっていました。
でも、筋トレって毎日やってはいけないんですよね。筋トレしたら筋肉が壊れるので、それが修復・強化するのを待ってから次のトレーニングをしないといけないんです(「筋肉の超回復」といいます)。

『面白いほど成績が上がる 中学生からの勉強のやり方 (動画つき・アップデート版)』ディスカヴァー・トゥエンティワンより

トレーニングに理想のタイミングがあるように、勉強という「頭のトレーニング」にも、理想のタイミングがあります。
それは、勉強したら、まずその日のうちに一度復習をし、翌日に復習をし、さらに週末に復習をするというものです。

「えー! 1週間に3回も復習するの!?」と思うかもしれませんが、安心してください。最初の2回は、そんなに時間をかけなくてもOKです。

復習には2種類があるという話をしましたね。「覚える」型復習と「解く」型復習です。3回復習するうち、最初の1回は「覚える」型復習でかまわないのです。

たとえば社会でいえば、最初の1回はノートや教科書を読んで「ふむふむ、こういうことをやったな。ちゃんと覚えているかな?」と読み返すだけでいいのです。

もし毎日、部活で忙しいのであれば、最初の2回を「覚える」型復習にしてもかまいません。部活がそこまでハードではなく、少し時間に余裕があるのなら、2回目は「解く」型復習にしましょう。

無理はせず、自分に合った計画を立てることが大切です。

清水章弘

1987年、千葉県船橋市生まれ。海城中学高等学校、東京大学教育学部を経て、同大学院教育学研究科修士課程修了。新しい教育手法・学習法を考案し、東大在学中に20歳で起業。東京・京都・大阪で「勉強のやり方」を教える学習塾プラスティーを経営し、自らも授業をしている。青森県三戸町教育委員会の学習アドバイザー。

著書は『現役東大生がこっそりやっている 頭がよくなる勉強法』(PHP研究所)など多数。テレビでコメンテーターも務めており、TBS「ひるおび」等にレギュラー出演中。

面白いほど成績が上がる 中学生からの勉強のやり方 (動画つき・アップデート版)

清水章弘(著)『面白いほど成績が上がる 中学生からの勉強のやり方 (動画つき・アップデート版)』ディスカヴァー・トゥエンティワン

1日10分、3日でマスター!解説動画つき!
シリーズ累計10万部突破の定番書が、6年ぶりに最新版となって登場!
「やらされる勉強」を卒業し、みずから学ぶ「自学力」が自然と身につく、新時代の学習バイブル。