「先生の前だけだよ、みんなが優しいの」…家庭訪問の日に小4娘が静かに口にした言葉

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「大人の目がある場所とない場所で行動を使い分ける子どもは少なくない」と語ります。家庭訪問の日、「先生の前だけだよ、みんなが優しいの」と静かに口にした小4の娘。母親が取った対応とは。(写真はすべてイメージです)
「先生の前だけだよ、みんなが優しいの」
担任の田中先生が教室にいるときだけ、クラスメイトから優しく話しかけられる。小学4年生の娘の様子に、母親が気づいたのは家庭訪問の日でした。
田中先生からは「クラスでも意外と人気者ですよ」と聞かされていましたが、先生が帰ったあと、娘は「先生の前だけだよ、みんなが優しいの」と静かに口にしたのです。
休み時間になり先生が職員室に戻った瞬間、声をかけられなくなり、時には聞こえよがしに悪口を言われることもあるといいます。授業中に発表すると小さく拍手をしてくれる同じ子たちが、休み時間になると目も合わせてくれない。この落差に、娘自身も長い間、うまく言葉にできない戸惑いを抱えていたようでした。
今まで先生から聞いていた娘の学校での姿と、娘自身が語る姿があまりに違っていたことに、母親は大きな衝撃を受けたのです。それまで疑うことすらしていなかった先生からの評価が、娘の本当の日常とはかけ離れていたと気づいた瞬間でした。
二面性が見抜きにくい理由
この構造は、いじめの中でも特に見抜きにくいものです。教師が現場を見ている限り、問題は表面化しません。
加害側の子どもたちは、大人の目がある場所とない場所で行動を使い分ける能力に長けていることが多く、これは






























