高校受験を前に、母と話さなくなった理由…第一志望に落ちた日に言われた「忘れられない言葉」

現在、私は医学部に通っています。「医学部生なら、子どもの頃から勉強ができて、受験でも順調に合格してきたのでは?」そんなふうに言われることがあります。でも、私の受験は決して順調ではありませんでした。高校受験では第一志望校に不合格。その後、医学部に合格するまでには、4年間の浪人生活も経験しました。そして高校受験を控えた頃には、母とあまり話をしなくなった時期もありました。
※写真はすべてイメージです。
「別に」「普通だよ」としか答えられなかった中3の秋
母とはとても仲が良く、小学生の頃は学校であったことや友達のことなど、何でも話していました。母というより、まるで友達のような感覚で、その日にあった出来事を話すのが当たり前でした。
ところが、高校受験を控えた中3の秋くらいから、学校のことを聞かれても、「別に」「普通だよ」と短く答えるだけになっていました。
母との関係が悪かったわけではありません。当時の私は、勉強や友人関係、周囲からどう見られているのかなど、いろいろなことを気にするようになっていました。
さらに高校受験が近づくにつれ、「失敗したくない」という気持ちも強くなっていきました。いくつもの不安を抱えているのに、自分でもうまく整理できない。母に何をどう話せばいいのかも分かりませんでした。
そんな私に、母は無理に理由を聞こうとはしませんでしたが、心配そうな顔をしていました。
「いい子ぶっていると思われていないかな」
私は小学生の頃から、「勉強ができる子」「しっかりした子」と見られることが多くありました。テストの順位がよかったり、作文で賞をとったこともあり、周囲から期待されていることを子どもながらに感じていました。
でも今振り返ると、特別優秀だったわけではありません。少し要領が良かっただけなのかもしれません。
中学生になると、それまで何とも思っていなかった





























