「やってもいい?」が多い子は、自信がないから? 不安を安心に変える3つの声かけ

さっこせんせい (著), 遠藤利彦 (監修)


「やってもいい?」「これでいい?」と、何をするにも確認してくる子ども。「もう自分で決めて!」と、ついイライラしてしまうこともありますよね。でも、その確認の裏には、「大丈夫かな」「これで合っているかな」という不安や、安心したい気持ちが隠れているのかもしれません。

保育士として子どもたちと関わり、子育て情報を発信するさっこせんせいと、発達心理学の専門家・東京大学大学院の遠藤利彦教授が、子どもの不安をやわらげ、自信を育む声かけを紹介します。

※本稿は、さっこせんせい (著), 遠藤利彦 (監修) 『親子でラクになる声かけことば150』(Gakken)より一部抜粋、編集したものです。

こう考えるとラクになる♪

確認の裏にあるのは「安心したい」気持ち

何をするにも「やってもいい?」とすぐ確認してくるのは、「自信がない」「安心したい」という気持ちが隠れているからです。

決して、困らせたいわけではありません。だからママ・パパが意識したいのは、その子に″自信”と″安心”を届ける声かけ。「ちゃんと見ているよ」という気持ちでこたえるだけでも、子どもの不安は少しずつやわらいでいきます。

「自分で決めた」経験を増やしていこう

自信を育てるコツは、「自分で決めた」という経験を増やしてあげること。「どうしたい?」と質問を投げかけたり、自分で考えられる場面を少しずつ増やしてみましょう。

そして「大丈夫だよ」「それでいいんだよ」と受け止めてあげる。その積み重ねが、「自分で考えられた」という成功体験になり、確認しなくても動ける力につながっていきます。

声かけ➀強い肯定で安心させる

もちろん!

【ポイント】
自分で判断できず、不安な気持ちで聞いてきたとき、「もちろん!」と返ってきたら、とても安心しますよね。

「自分は間違っていなかった」「これでよかったんだ」という思いが、子どもの自信につながります。迷っている子には、力強い肯定が、何よりの後押しになります。

声かけ➁子ども自身に考えさせる

◯◯ちゃんはどう思う?

【ポイント】
聞かれるとつい“ いいか悪いか” 答えがちですが、それでは指示待ちに。「◯◯ちゃんはどう思う?」と、まずは本人に考えさせる声かけをしてみましょう。

声かけ③子どもの不安を軽くする

いい質問だね!

【ポイント】
「やってもいい?」と聞くとき、子どもは自信がなくて、内心ドキドキしていることもあります。

そんなときは、「いい質問だね!」のひと言を。それだけで、不安がふっと軽くなります。そのうえで「◯◯ちゃんはどう思う?」と続ければ、安心して自分の考えを話せます。


さっこせんせい (著), 遠藤利彦 (監修) 『親子でラクになる声かけことば150』(Gakken)

「何度言っても伝わらない」
「つい怒ってしまう」
「もっと笑顔で子どもと過ごしたい」

そんな子育ての悩みに寄り添いながら、子どもとの日々の生活を楽しくしてくれる一冊。

本書では「まずは〇〇しよう」「〇〇はできてるね」などのシンプルな声かけから、「早くして」→「帰ったら〇〇しよう」などの言いかえまでを一挙紹介! 同じ場面でもいくつもの声かけを紹介しているので、わが子に合った伝え方がきっと見つかるはずです。

著者は保育士ママで保育歴11年のさっこせんせい。これまでに500組以上の親子と関わり、子どもの気持ちに寄り添った声かけや、親子の関係をよりよくする子育て情報をInstagramで発信して話題を集めています。東京大学大学院教育学研究科の遠藤利彦教授監修のもと、親しみやすいイラストとともに、今すぐ使える150種類の声かけを掲載しているので、ママ・パパのみならず、子育てに関わるすべての人々におすすめです。