「うちの子ばかり怒られてる?」と感じた母親…叱る先生への見方が変わった、息子との会話の中身

熱海康太

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元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「叱ること自体の問題ではなく、何をどのように叱るかが重要だ」と語ります。

担任によく叱られると言う小5の息子に、母親が「また怒られた」への反応を変えた日から、息子の受け取り方が少しずつ変わっていきました。(写真はすべてイメージです)

「うちの子だけ怒られているんじゃないか」

「先生にまた怒られた」と子どもが言って帰ってくる。一度や二度ではなく、毎週のように。「うちの子だけ怒られているんじゃないか」「あの先生は我が子のことが嫌いなんじゃないか」という思いが積み重なる。

母親の桃子さん(仮名)の小学5年生の息子ショウ(仮名)は、担任の安田先生(仮名)によく叱られると言いました。理由を聞くと「授業中に話しかけられたら返事した」「ちょっとだけ立ち歩いた」「提出物を忘れた」。叱られることには、それぞれ理由があった。

でも桃子さんには「そのくらいのことで?」という感覚が拭えなかった。「厳しすぎる先生ではないか」という疑念が、徐々に大きくなっていきました。

「叱る先生」が「悪い先生」とは限らない理由

教育現場における「叱ること」の意味は、年代によって変化してきました。体罰はもちろん、感情的な叱責、人格を否定するような言葉は、子どもの自己肯定感を損なうことが多くの研究で示されており、許容されるべきではありません。

しかし一方で、