猛毒のフリをする魚とは? ニフレル「どくにふれる」ゾーンにまぎれ込む変装名人

nobico編集部

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「感性にふれる」をコンセプトにしたミュージアム「NIFREL(ニフレル)」。

「毒のある生きもの」と聞くと、ちょっと怖くて危険なイメージがありますよね。しかし、ニフレルの仕掛けは一味違います。

「こわい」「危険」というイメージを「すごい! かっこいい!」へとガラッと変えてしまう、ポップで楽しい「どくにふれる」ゾーンをたっぷりレポートします!

毒の多様性を感じられる空間



エリアに一歩足を踏み入れると、カラフルな空間が広がっています。
この素敵な空間デザインを手掛けたのは、デザインユニット「minna(ミンナ)」さん。「毒の多様性」をテーマに、視点によって見え方が変わる仕掛けが取り入れられています。

このゾーンは、毒をもつ生きものから抽出した色彩で彩られており、子どもはもちろん、大人もワクワクする空間です!

4つの毒の分類



ニフレルでは、生きものが持つ毒を「生きるための防衛手段」や「個性」として捉え、その仕組みを分かりやすく4つのタイプに分類して展示しています。

■こうげきスキル:どくで捕る
■ぼうぎょスキル:どくで守る
■もほうスキル:どくをもつ生き物に似せる
■むこうかスキル:どくへの耐性


エリア内では、この違いを視覚的・直感的に学べる工夫がたくさん用意されています。親子で「この子はどのスキルかな?」と予想しながら見てまわるのもおすすめです!

どのスキルを持ってる? 「どくにふれる」ゾーンの生き物を一部紹介!


【こうげきスキル】エラブウミヘビ
獲物を確実に仕留めるために、強力な毒を持っています。


【ぼうぎょスキル】アカハライモリ
アカハライモリはペットとして飼育している、という人も多いのでは? しかし、実は彼らも毒を持っています 。お腹側がハッとするほど鮮やかな赤色をしているのは、敵に対して「毒を持っているから、食べると危険だよ!」と知らせるための「警戒色」なんです 。


アカハライモリの水槽は下からのぞき込めるようになっており、お腹の色をじっくりと観察することができます!




【もほうスキル】ノコギリハギ
自分は毒を持っていないのに、毒のある魚のフリをして身を守る——。そんな変装名人な魚が、写真左のノコギリハギです。

お手本にしているのは、写真右のシマキンチャクフグ。並べてみると、背びれと尾びれに違いがありますが(ノコギリハギの方が大きい)、瞬時に見分けるのが困難なほどそっくり!

水槽の中にはこの2種類が一緒に暮らしています。ぜひ本物たちを目の前で見比べてみてください!


【むこうかスキル】カクレクマノミ
可愛い見た目で大人気のカクレクマノミ。彼らが隠れ家にする「イソギンチャク」には強い毒があります。しかし、カクレクマノミはその毒を「むこうか」できる特別な仕組みを持っているため、毒の触手の中に上手に隠れて敵から身を守ることができるのです。

実は毒がない!? フグの仲間の意外なヒミツ



丸い体が可愛らしくて子どもたちにも大人気のフグですが、実は「フグ=みんな毒がある」と思っていませんか?

このエリアの特設水槽には5種類のフグの仲間が暮らしていますが、なんとそのうち2種類は毒を持っていません。



たとえば、体中にトゲを持つ「ヒトヅラハリセンボン」。

ハリセンボンは敵に襲われると、体を丸く膨らませてトゲを逆立てて威嚇します。この強力な武器があるため、実は体に毒は持っていないのです。
 

触って、動かして、体感する!子どもが喜ぶ体験ギミック



「どくにふれる」エリアは、見るだけではありません。子どもの好奇心を刺激する楽しい体験も用意されています。



●1枚の紙がハートに変身!「パタパタドクドクカード」
生きものの模様が描かれた台紙をパタパタと折っていくと、最後には可愛いハート型に! 折るパターンによって、水槽で見た生きものの絵が出来上がる、子どもたちが大喜びの仕掛けです 。



●キュレーターさんによる実験解説!
一見すると普通の「木」のブロック 。でも、実際に手に持たせてもらうと、驚くほど重さが違っていました…! 「毒」について、五感を使って学ぶことができます。


こちらの実験解説は決まったスケジュールはありませんが、もし「見たい!」という時は、近くのスタッフの方に声をかけてみてください。タイミングが合えば、いつでも実演していただけるとのことです!

カフェにも「どくにふれる」を記念したメニューが登場!



たくさん楽しんでお腹がすいたら、施設内のカフェ「EAT EAT EAT」へ立ち寄ってみましょう!なんと今なら「どくにふれる」ゾーンを記念したメニューが味わえます。

・ふぐ&チップス(950円)
フグの身を贅沢にナゲットにした一品。サクサクでおやつにも、お父さん・お母さんのおつまみにもGOOD!もちろん”毒はない”ので安心して美味しくいただけます。

・ふしぎなクラゲミルクティー(800円)
青い色がとっても綺麗なミルクティー。なんと、付属のレモン汁を加えると「青から紫色に変化する」という不思議な仕掛けが!まるで魔法のような変化に、子どもたちも大興奮間違いなしです。

スタッフの皆さんはとてもフレンドリーで、生き物についてじっくりと教えてくださいます。ぜひたくさん質問して、不思議な「どくの世界」を体感してみてください!



生きているミュージアム「NIFREL(ニフレル)」
吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY内
平日10:00~18:00 土・日・祝 季節により変動
※いずれも最終入館は閉館の1時間前
※状況により変更する可能性があります
年中無休
※年に2日間、設備点検のための臨時休館あり
https://www.nifrel.jp/