【エリック・カール×しながわ水族館】特別展 お腹が透けるカエル、枯れ葉そっくりの魚!?

nobico編集部
2026.08.03 16:47 2026.08.05 12:00

「エリック・カールと いのちの色ー同じ世界で、ちがう色ー」

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東京都品川区の「しながわ水族館」では、2026年7月25日から、特別展「エリック・カールと いのちの色ー同じ世界で、ちがう色ー」が開催されています。

エリック・カールさんの作品といえば、『はらぺこあおむし』を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、その作品には、魚やカエルをはじめ、海や水辺に暮らす生き物も数多く登場します。

会場に足を踏み入れると、絵本の中に入り込んだかのような、パッと明るい空間が広がります。

本稿では、展示されている生き物のエピソードを交えながら、特別展の見どころをご紹介します。

「エリック・カールと いのちの色ー同じ世界で、ちがう色ー」

絵本のアートと本物の生き物の「色」を見比べよう!

タテジマキンチャクダイ
タテジマキンチャクダイ

まず紹介するのは、「アートと色」をテーマにした展示です。

エリック・カールさんの色鮮やかなコラージュアートと、生き物が実際に持つ体の色や模様を見比べながら鑑賞することができます。

水槽の背景に飾られたアートによって、泳ぐ魚たちの体色や模様がより鮮明に浮かび上がります。

「なぜこの色をしているのだろう?」「この模様にはどんな役割があるのだろう?」と考えながら観察できるのが、この展示の面白さです。

なかでも注目したいのが、「タテジマキンチャクダイ」です。
会場で展示されているのは、まだ成長途中にある幼魚。紺色の体に白と水色の美しい渦巻模様をしています。しかし、成魚になるとその姿は大きく変化し、名前の由来にもなっている縞模様があらわれます。

飼育員さんによると、タテジマキンチャクダイの成魚は、海の中に自分の縄張りを持ち、同種の魚が入り込むと攻撃することがあります。幼魚が成魚と同じ模様をしていると、縄張りに入った際に仲間と認識され、攻撃を受けてしまう可能性があります。そのため、幼魚は攻撃を避けるために、成魚とは異なる模様をしていると考えられているそうです。

鮮やかな渦巻き模様は、子どもの時期を生き延びるための工夫でもあるのです。

チョウチョウコショウダイ
チョウチョウコショウダイ

どこに隠れている? 擬態する生き物を探してみよう

アマゾンリーフフィッシュ
アマゾンリーフフィッシュ

続いて紹介するのは、「擬態と観察」をテーマにした展示エリアです。

エリック・カールさんが生き物をじっくり観察することを好んでいたことから、周囲の環境に溶け込む「擬態」が得意な生き物たちが展示されています。

なかでも探しがいがあるのが、アマゾン川流域などに生息する「アマゾンリーフフィッシュ」です。

名前のとおり、枯れ葉によく似た形と色をした魚で、水槽の中には本物の葉も一緒に入れられています。じっくり見なければ、どれが葉で、どれが魚なのかを見分けるのは簡単ではありません。

体の輪郭や色だけでなく、泳ぎ方や水中での姿勢にも注目すると、周囲に紛れるための工夫が見えてきます。

お腹が透明なフライシュマンアマガエルモドキ

フライシュマンアマガエルモドキ
フライシュマンアマガエルモドキ

 

もう1種類、じっくり観察したいのが、「フライシュマンアマガエルモドキ」です。

中南米に生息するカエルの仲間で、日中は葉の裏側や隙間に体を密着させ、周囲の緑に溶け込むように休んでいます。

このカエルの大きな特徴は、おなかが透明で、内臓が透けて見えること。運よく水槽のアクリル面に腹を付けていれば、体の内部を観察できるかもしれません!

腹側が透明であることには、葉の上で休むときに体の影を薄くし、周囲に溶け込みやすくする利点があるといいます。

葉の表面だけでなく、裏側や隙間にも目を向けて、どこに隠れているのか探してみてください!

フライシュマンアマガエルモドキ
フライシュマンアマガエルモドキ

絵本コーナー、限定メニューもチェック

「エリック・カールと いのちの色ー同じ世界で、ちがう色ー」ライブラリー

館内には、エリック・カールさんのイラストに色を塗って楽しめる塗り絵コーナーや、絵本を自由に読めるスペースが設けられています。

水槽で見た生き物を思い出しながら絵本を開いたり、作品の鮮やかな色使いを参考にしながら塗り絵をしたりと、展示を見た後もエリック・カールさんの世界に親しめます。

左から、イルカ親子のお散歩ソーダ、お腹いっぱい ふとっちょあおむしソーダ
左から、イルカ親子のお散歩ソーダ、お腹いっぱい ふとっちょあおむしソーダ



エリア内の『ドルフィンカフェ』(飲食スペース)や『マリンショップ シーガル』(ショップ)では、特別展にちなんだ限定メニューやオリジナルグッズも展開されています。

「エリック・カールと いのちの色ー同じ世界で、ちがう色ー」

「エリック・カールと いのちの色ー同じ世界で、ちがう色ー」

特別展「エリック・カールと いのちの色ー同じ世界で、ちがう色ー」
開催期間:2026年7月25日(土)~12月25日(金)
施設名:しながわ水族館
所在地:〒140-0012 東京都品川区勝島3-2-1 しながわ区民公園内
営業時間:10時~17時 最終入館は16時30分
※8⽉8⽇(⼟)〜8⽉16⽇(⽇)、9⽉19⽇(⼟)〜9⽉23⽇(⽔)は9:30開館
休館日:火曜日(春・夏・冬休み、GW、祝日は営業)
料金:入館料のみで観覧可能
⼤⼈(⾼校⽣以上)1,350円、中学⽣・⼩学⽣600円、幼児(4歳以上)300円、シルバー(65歳以上) 1,200円

アクセス:
・京浜急行線「大森海岸駅」から徒歩約8分
・JR京浜東北線「大森駅」北口改札から徒歩約15分
・JR京浜東北線、りんかい線「大井町駅」から無料送迎バスあり


公式サイト
https://www.aquarium.gr.jp/

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