「うるせえ、黙れよ」と吐き捨てた中2息子…その場に立ち尽くした母親が時間を置いて伝えた言葉

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「感情そのものと、その表現方法とを切り分けて伝えることが大切だ」と語ります。「うるせえ、黙れよ」と吐き捨てて部屋に閉じこもった中2の息子に、母親が時間を置いてから伝えた言葉とは。(写真はすべてイメージです)
「うるせえ、黙れよ」と吐き捨てて、部屋に閉じこもった
中学2年生のだいち(仮名)に、母親の弘美さん(仮名)が「そろそろ宿題やったら」と、いつもと変わらない調子で声をかけたときのことでした。だいちは突然、「うるせえ、黙れよ」と強い言葉を吐き捨て、乱暴な足音を立てて自分の部屋に閉じこもってしまいました。
弘美さんは、その場に立ち尽くしました。決して怒鳴りつけたわけではなかったのに、なぜここまで強い言葉が返ってきたのか。
数か月前まで、それなりに会話もしていた息子が、まるで別人のように感じられ、深く傷つくと同時に、この先どう接すればいいのか、わからなくなってしまいました。
反抗期の言葉は、親への攻撃だけが理由ではない
思春期に差しかかった子どもから強い言葉が返ってくると、多くの親は、自分が何か悪いことをしたのではないかと考え込んでしまいます。
しかし、思春期特有の激しい感情表現の背景には、脳の発達段階に由来する、ある構造的な特徴があることが知られています。
思春期は、喜びや怒りといった感情を生み出す脳の部位の働きが活発になる一方で、






























