心臓は「ねじれながら」動いている!?効率よく血液を送る驚きの仕組み

室生暁


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「心臓って、どうやって血液を全身に送り出しているの?」子どもに聞かれたら、「ポンプみたいに押し出しているんだよ」と答えるかもしれません。でも、心臓の動きはそれだけではありません。子どもに伝えたい心臓の知られざる動きをご紹介します。

※本記事は室生暁著『人体の不思議がわかる! すごすぎる体のつくり図鑑』(KADOKAWA)より一部抜粋、編集したものです。

心臓のねじれとは?

心臓は、よくポンプにたとえられます。

ですが、ただ「ぎゅっ」と押しているだけではありません。心臓は、ねじれながら動く特別なポンプなのです。

心室(心臓の中で血液を強く押し出す部分)の筋肉は、内側と外側で線維の向きが少しずつ違い、らせんのように重なり合っています。

そのため、心臓が縮むときには、雑巾をしぼるように、くるっとねじる動きが起こります。

もし心臓が、内側へ押すだけの仕組みだと、血液は中に残りやすくなります。

でも、ねじれながら縮むことで、内側へ押す動きと回転の動きが組み合わさり、効率よく血液を外へ送り出すことができます。少ない力で、たくさんの血液を運べるのです。

さらにすごいのは、広がるときです。縮むときに生まれたねじれは、元に戻ろうとします。

その戻る力が、心室がすばやく広がるのを助け、血液を中へ引き込む力になります。

心臓は「押す」と同時に、「引き込む」準備もしているのです。


室生暁著『人体の不思議がわかる! すごすぎる体のつくり図鑑』(KADOKAWA)

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