「誘ってね」と言ったのに誘われると断る小6娘…母親が静かに聞いて分かった本音

熱海康太
2026.08.30 09:32 2026.09.03 19:00

並んで歩く二人の女子小学生

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「『誘ってね』は、本当に誘われたい気持ちよりも、仲間外れにされていないことを確認するための一言であることが少なくない」と語ります。誘われるたびに理由をつけて断る小6の娘に、母親が静かに聞いた本音とは。(写真はすべてイメージです)

「誘ってね」と言ったのに、誘われると断る

小学6年生ののぞみ(仮名)は、夏休み前、クラスの友だちグループの解散間際に「今度、みんなでプール行くとき誘ってね!」と、明るい声で言っていました。

数日後、実際に「プール行くよ、のぞみも来る?」と誘いが来ると、のぞみは「その日、習い事あるんだ、ごめん」と断りました。母親の恵美さん(仮名)は、その様子を見て、少し違和感を覚えました。習い事がある日だと聞いていなかったからです。

同じようなことが、その後も何度か繰り返されました。「誘ってね」と自分から言うのに、実際に誘われると、理由をつけて断る。恵美さんには、のぞみの本心が読めなくなっていました。

「誘ってね」は、招待の希望ではなく「安心のための一言」であることがある

子どもたちの間で交わされる「今度誘ってね」という言葉は、額面通りに受け取ると、次に誘ってほしいという素直な希望の表明に見えます。しかし実際には、この言葉が果たしている役割は、

熱海康太

熱海康太

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大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。