なぜ満月は平らに見える?月が「お盆」みたいに見える意外な理由

藤井大地
2026.08.20 16:46 2026.09.21 11:50

人体の不思議がわかる! すごすぎる体のつくり図鑑

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「月って丸いはずなのに、どうしてお盆みたいに見えるの?」と子どもに聞かれたら、どう答えますか? 実は、満月が平らに見えるのには、月の表面にある細かな砂が関係しています。月の表面では光がどのように反射しているのでしょう? 身近な月に隠された、意外な光の秘密を紹介します

※本記事は藤井大地著『天体のひみつがぜんぶわかる! すごすぎる夜空の図鑑』(KADOKAWA)より一部抜粋、編集したものです。

満月がお盆のように見えるのは
月の表面にたくさんの砂があるから

「出た出た月が、まるいまるい、まんまるい、盆のような月が」という童謡を聞いたことがある方も多いかもしれませんね。

満月を望遠鏡でのぞくと、球体なのに平らなお盆のように見えることを不思議に思ったことはありませんか?

これには理由があります。月の表面がレゴリスという、直径0.1㎜より小さな砂で完全におおわれているからです。

例えば、暗い部屋でツルツルした球体にライトを当てると、ふちに当たった光は外側へ逃げてしまいます。

そのため、ふちが暗くなって立体感が生まれます。これを周辺減光と呼びます。周辺減光は、反射する天体だけでなく、太陽のように自ら光る天体でも起こります。

しかし、月は違います。表面のレゴリスが光をいろいろな方向へ散らす乱反射を起こすため、月の中心でもふちでも、地球に届く光の量はほとんど変わりません。

どの場所も同じ明るさに見えるからこそ、地球から見た月は平らに見えるのです。

木星と月の画像
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藤井大地

平塚市博物館学芸員。静岡大学で電気電子工学を専攻後、大阪教育大学大学院で天文学の普及や流星の研究を行う。2013年より現職(天文担当)。プラネタリウムの生解説や教育普及活動に従事する傍ら、自宅(神奈川県平塚市)からも流星や月面衝突閃光、人工衛星などの定点観測を続けている。2児の父。


藤井大地著『天体のひみつがぜんぶわかる! すごすぎる夜空の図鑑』(KADOKAWA)

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