「わからないって言うの、恥ずかしい」と話した小2息子…母親が遊びの中で始めた練習

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「助けを求める力は性格の問題ではなく、練習によって身につけられるスキルだ」と語ります。「わからないって言うの、恥ずかしい」と話した小2の息子に、母親が家庭で始めた練習とは。(写真はすべてイメージです)
「わからないところある人はいるかな」に、手を挙げられなかった
わからないところがあっても、小学2年生の息子はこれまで誰にも助けを求めることができませんでした。母親がそれに気づいたのは、参観日に見た授業中のふとした様子でした。
プリントの意味がわからず固まっている息子に、先生が「わからないところある人はいるかな?」と優しく声をかけても、手を挙げませんでした。
家に帰ってから理由をゆっくり聞いてみると、「わからないって言うの、恥ずかしい」という答えが返ってきました。
それだけでなく、家庭でも困ったことがあると、黙って一人だけで解決しようとする傾向が強く、うまくいかずに癇癪を起こしてしまうことも度々ありました。
母親はこれまで、息子のそうした様子を「自立心が強い」と、どちらかといえば好意的に受け止めていましたが、参観日の光景を見て、それだけではないのかもしれないと感じ始めたのです。困っているサインを外に出すことができないまま、一人でずっと抱え込み続けている息子の姿を思うと、母親の胸には静かな痛みが広がっていきました。
援助要請はスキルである
子どもが助けを求められない背景には、いくつもの要因が複雑に重なっています。
一つは、助けを求めることを「弱さ」や「自分にはできないことの証拠」として捉えてしまう認識です。もう一つは、






























