「めんつゆの薄め方」で算数が得意に?小学生が夢中になる料理手伝い

岩田かおり

「ホットケーキを4等分」「めんつゆを薄める」といった料理の手伝いは、実は教科書で習う前の算数教育にぴったり。手先が器用になる小学校低学年期は、お手伝いを通して子どものやりたい意欲や探究心を大きく伸ばせる時期です。お風呂掃除や片栗粉を使ったおやつ作りなど、子どもが夢中になって取り組めるお手伝い戦略をご紹介します。

※本稿は、岩田かおり (著)『お手伝いで自分から楽しく学べる子になる 戦略的ほったらかし教育』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋、編集したものです。

子どもがやりたくなる! お手伝い戦略

小学生【低学年】料理の助手は子どもにお任せ

小学生になったら、野菜をきれいに洗ったり、ハンペンやキュウリなど柔らかいものであれば包丁で切れるようになったりします。だから、サラダや和え物などは一品任せられるようになります。

また、親がいるときは「炒めておいて」「焦げないように混ぜておいて」などの火を使うことも任せたり、ゆで卵やエビの殻を剥いたりと、少し複雑な作業もできるようになります。料理の助手の動きはだいたいできると考えていいと思います。

また、調味料の量を測ることもできます。軽量カップや軽量スプーンなどは十分に使用可能。レシピにある「醤油1、みりん1、お酢2」で入れるなども、その通りに行うことができます。
分数をまだ学校で習っていなくても、「ホットケーキを4つに分けてください」「お好み焼きを8等分して」などは伝えていけば理解します。
「半分の半分に切ったら、4つに分けられるよ」などを、最初に伝えておけば、多少の大きさの違いはあってもカットできるようになります。
また、私はめんつゆは「3倍濃縮」と書いてあるものを必ず買っています。同じ値段だったら、薄めて使えたほうがお得ですよね(笑)。しかも、子どもの学びになるなんて、一石二鳥!
こうした体験があると、学校で算数を習ったときにその概念を理解しやすくなります。

小学生になると、だいぶ体も安定感が増してくるので、熱いものでなければ、料理も運んでもらうようにしていました。そのため、配膳のほとんどを任せられるようになります。
ちなみに、次女は1年生の頃、わらび餅作りにどハマりしていました。
〝わらび餅〞といっても、小学生がワラビの根から採れるデンプンを入手するのは困難なので、最初はわらび餅キットを使っていました。
しかし、小学生にとってはキットを買うのは大変な出費。そこで家にある片栗粉を使って作っていました。そのため、一時期、わが家の片栗粉がとんでもない速度で減っていた時期がありました。
「買って食べるのと同じ味だ」と次女は言っていましたが、どうなんでしょうね(笑)?
 
自分の好みの固さに調整するなど試行錯誤して、自分のおやつをそれで賄っていたのを、おもしろく見つめていました。

こんなこともできる! 低学年の家事

・お風呂掃除は子どもにお任せ

小学校低学年になると、お風呂掃除を任せられます。
岩田家では「そろそろお風呂の準備しておいてくださーい」と声をかけると、「いいよー」と子どもが立ち上がり、お風呂係をしていました。掃除をして、バスタブに栓をして、「風呂自動ボタン」を押して、任務完了。
まぁ、時には洗わないまま、ボタンを押していることもあるでしょうけれどね。

・料理をしながら横でどんどん洗い物

親が料理をしながら、子どもにどんどん洗い物をしておいてもらうことは可能になります。料理をしているそばから、どんどん洗っていってくれるのは助かりますよね。
洗剤をつける必要があるものと、水洗いだけでいいものの選別も上手にできるようになっていきます。

お手伝いで自分から楽しく学べる子になる 戦略的ほったらかし教育の画像1

岩田かおり (著)『お手伝いで自分から楽しく学べる子になる 戦略的ほったらかし教育』ディスカヴァー・トゥエンティワン

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