ハンドルがない電車、どうやって曲がる? 車輪と線路に隠された科学の秘密
「カーブを曲がるとき、電車が傾くのはなぜ?」「ハンドルがないのに、どうやって曲がっている?」毎日走っている電車にも、実は不思議な科学が隠れています。
電車が安全に走るための仕組みには、物理の原理を生かした工夫がいっぱいです。知るといつもの電車がもっと面白くなる、鉄道の科学を『鉄道の科学図鑑: 所さんの目がテン!×学研の図鑑LIVE』(Gakken)より紹介します。
※本稿は、Gakken (編集), 日本テレビ (協力)『鉄道の科学図鑑: 所さんの目がテン!×学研の図鑑LIVE』(Gakken)より一部抜粋、編集したものです。
列車が安全に曲がるには! カーブの科学
大きなカーブを列車が走行しています。ここは北陸本線の敦賀駅と新疋田駅の間の上り線にある「鳩原ループ線」と呼ばれる区間です。鉄道は自動車とちがい、運転士が左右にハンドルをきることはありません。カーブを曲がるしくみを見ていきましょう。
複雑な地形や住宅の間をカーブで走る
鉄道の線路は、まっすぐにつくったほうが建設や運行の面で効率的です。しかし、日本は山や川が多く地形が複雑だったり、都市部では住宅やビルが密集していたりするので、カーブが必要になります。
直線とカーブをうまく組み合わせることで、山やまちなみに合わせたルートをつくることができます。
カーブを曲がる仕組み①車輪
鉄道車両がカーブを安全に曲がるために、鉄道の車輪のレールと接する面(踏面)はななめになっています。この形によって、車輪は脱線することなくカーブを曲がることができます。
カーブを曲がる仕組み②カント
カーブを曲がるしくみ③ 分岐器
しっかり密着するトングレール
Gakken (編集), 日本テレビ (著), 江口 明男 (イラスト) 『鉄道の科学図鑑: 所さんの目がテン!×学研の図鑑LIVE』(Gakken)
日テレ系「所さんの目がテン! 」の人気コーナー〈鉄道の科学〉がついに書籍化!
新幹線、登山鉄道、ハイブリッド車両、ラッセル車などの鉄道車両や、カーブや信号、鉄道橋のしくみなど、ビジュアルと図解で解説します。
「所さんの目がテン!」の取材内容&「学研の図鑑LIVE」の写真や図解で、鉄道の科学がしっかり学べる図鑑です。
