お金を貯めても不安が消えない? 子どもが生まれて気づいた貯蓄の本当の目的
相次ぐ値上げや物価高が続く近年、「将来のために少しでも節約しておかなければ」と焦りを感じている方は多いのではないでしょうか。
800万円の赤字から5000万円を貯めたマネー系クリエイター・ゆーき(ぴち家)さんも、かつては「お金を貯めること」自体が目的となり、節約に追われる日々を送っていた一人でした。そんな彼の価値観を180度変えたのが、息子の誕生だったと言います。
物価高の今だからこそ考えたい、「何のためにお金を貯めるのか」という問い。家族との今しかない時間を豊かにするための、新しいお金との付き合い方をご紹介します。
※本稿は、ゆーき(ぴち家)著『お金が増える家族はどっちを選ぶ!? 800万の赤字を抱えていた旅行大好き夫婦が5000万貯めたゆる投資』(KADOKAWA)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
子どもが生まれて変わった、お金に対する価値観
ぴのくんが生まれる前の僕は、お金を貯めることが人生の目的となっていました。お金がなくなることへの不安が強くて、とにかく節約をしていないと落ち着きませんでした。増えていく資産を見ることで安心していたのを覚えています。その思いは次第に、車も家もお金を消費するものとして、なるべく排除したいという発想になっていきました。正直、親になることにずっと踏み出せなかったのも、その頃の僕の価値観からすれば自然なことでした。
ところが、ぴのくんが生まれてから、お金をただ貯めることが目的だった僕が、自分と家族の人生を豊かにするためにお金を使いたいと思うようになったんです。
まだ0歳だったぴのくんと一緒に、函館や台湾など、いろいろなところへ旅行に行きました。正直、ぴのくんが旅行を楽しんでいるかどうかはわかりません。でも、家族3人で新しい場所に来られたことが純粋にうれしくて、それだけで十分だと思いました。この体験が、僕の考え方を変えるきっかけになりました。
資産形成には終わりがありません。どのくらい貯めれば僕自身が安心できるのか、正直なところ今でもわかりません。ただ、お金を増やすことだけを考えていたら、今この瞬間に大切なことを後回しにしてしまいます。お金はあとからでも増やせますが、今のぴのくんと過ごせる時間は、今しかありません。そう気づいたとき「お金は家族との時間を豊かにするための道具である」と考え方が変わりました。
お金を貯める前に考えたい『何のために貯めるのか』
今の僕は「家族とどんな時間を過ごしたいか」を先に考えるようになりました。やりたいことは基本的にやって、余ったら投資に回すというのが今の僕のスタイルです。「毎月の収支がマイナスにならなければそれでいい」と思えるようになったのも大きな変化だと感じています。
将来のために備えることも大切です。ただ、お金を貯める前に「何のために貯めるか」を考えてみるといいかもしれません。目的が明確になると、何にお金を使うべきか、何を削っていいかが自然と整理されます。我慢しなくていい部分が見えてくると、お金を貯めることが少し楽しくなってくると思いますよ。
ゆーき(ぴち家) (著) 『お金が増える家族はどっちを選ぶ!? 800万の赤字を抱えていた旅行大好き夫婦が5000万貯めたゆる投資』(出版社KADOKAWA)
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