水泳前の腹痛に悩む小4息子…母が「私にもわからない」と本音を漏らした夜、わが子が話し始めた本心

熱海康太
2026.04.08 16:17 2026.04.11 19:00

プールで水泳をする子ども

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「子どもに判断を委ねることは、親として無責任なことではない」と語ります。

水泳教室に行くたびに腹痛を訴える小4の息子に、母親が「わからない」と正直に打ち明けた日、二人の間に新しい会話が生まれました。
(写真はすべてイメージです)

行くたびに腹痛が出る、でも行けば泳げる

1人で歩く小学生

小学4年生のソウスケ(仮名)は、水泳教室に行くたびに「お腹が痛い」と言った。でも行ってみると泳げる。帰ってきたら「楽しかった」と言うこともある。やめたいと言うわけでもないが、行く前になると必ず体に何かが出る。母親の純子さん(仮名)は、その繰り返しに疲れ始めていた。

腹痛は本物だった。仮病ではない。ソウスケの顔色は確かに悪くなる。でも連れて行くと普通に泳ぐ。そのギャップが、純子さんを混乱させていた。やめさせるべきか、続けさせるべきか。純子さんの中でその問いがずっとぐるぐるしていた。お金もかかっている、続けることで体力もつく、でもソウスケが苦しそうなのも事実。毎週送り出すことが、純子さんにとっても消耗になっていった。

「決められない」状態を正直に伝える

ある日、純子さんはソウスケに言った。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi