心配な友達ができた息子に「あの子と遊ぶな」と言わなかった母親…子どもを守る本当の方法

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「心配な友達との関係を断つより、関係の中でどう振る舞うかを子どもが学ぶことの方が、長く効く守り方になる」と語ります。万引きをした友達とつるむようになった小6の息子に、母親が「つきあうな」と言わずに選んだ関わり方がありました。(写真はすべてイメージです)
「このまま関わらせていいのか」という不安
ある日、「一緒にいた子が万引きをしていたらしい」と聞かされる。その場に自分の子もいたと知れば、「うちの子は大丈夫だったのか」という安堵と同時に、「このまま関わらせていいのか」という疑問が頭から離れなくなります。
母親の美幸さん(仮名)の小学6年生の息子タイセイ(仮名)は、最近ケイスケ(仮名)という子とよく一緒にいるようになりました。そのケイスケが万引きをしたという話を耳にしました。美幸さんの中で警戒心が一気に高まります。
タイセイにそれとなく聞いてみても、「別に普通の友達だよ」としか返ってきません。この曖昧さが、親にとってはかえって不安を増幅させます。「本当に大丈夫なのか」「見えていないところで何か起きているのではないか」。そうした想像が膨らんでいきます。
「問題のある子」と決めつけない視点
ここで一度、視点を整理しておく必要があります。「万引きをした子=問題のある子」と単純に捉えてしまうことの危うさです。子どもの問題行動は、多くの場合、






























