学校に相談したら娘が「チクったってバレた」と泣いた…父親が学んだ「機能する相談」の形

元公立学校教員として多くの子どもたちと向き合い、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事を務める熱海康太氏は、「相談がこじれるのは愛情の問題ではなく、伝え方の設計の問題であることがほとんどだ」と語ります。娘のトラブルを学校に相談した父親が、翌日の先生の行動で娘を追い詰めてしまった夜から、「機能する相談」の形を学んでいきました。(写真はすべてイメージです)
勇気を出して相談したのに、かえって悪化した
わが子の困りごとを解決したい一心で、勇気を出して学校に相談した。それなのに、その後かえって状況が悪化してしまった。子どもからは「お母さんが先生に言ったせいで、余計に目をつけられた」と泣きつかれ、担任からは「ご家庭でもしっかりご指導ください」と突き放される。
「相談しなければよかった」という後悔と、「でもこのままでは子どもが救われない」という板挟み。しかし、この「こじれ」は、決して親の愛情が足りなかったわけではなく、単なる「コミュニケーションのボタンの掛け違い」であることがほとんどです。
誠司さんの事例:良かれと思った行動が生んだ亀裂
父親の誠司さん(仮名)は、小学6年生の娘ミオさん(仮名)が友達グループ内でのトラブルに悩んでいることを知り、担任の西山先生(仮名)に電話を入れました。誠司さんは現状を必死に説明しました。
ところが翌日、先生はクラス全体に向けて「友達を大切にすること、誰かを排除しないこと」について熱弁を振るったのです。帰宅したミオさんは顔を真っ赤にして泣きました。「なんであんなこと言ったの?あれじゃ私があいつらのことをチクったって全員にバレるじゃん!最悪!」
誠司さんは凍りつきました。先生の無配慮さを責めたい気持ちと、「自分の動かし方がミオを追い詰めてしまった」という激しい後悔。信頼関係を築くはずの相談が、一瞬にして






























