えっ、おねしょの跡まで…!? 絵本そのままの世界が広がるノンタン50周年展に行ってみた

nobico編集部

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ふわふわ無邪気で、ちょっぴりやんちゃなこねこ、ノンタン。

シリーズ累計3,500万部を誇る大人気絵本「ノンタン」シリーズ(偕成社)は、ママ、パパ世代にとっても思い出の絵本なのではないでしょうか。

そんなノンタンが、今年でなんと刊行50周年を迎えます!

東京・立川の「PLAY! MUSEUM」では、ノンタンの50周年を記念した体験型展覧会「誕生50周年記念 ノンタン ずっとともだち!!!」を開催中です。大人も子どもも楽しめる仕掛けがいっぱいの会場に、編集部が遊びに行ってきました。

まずは「ノンタンの夢の中」へ…

会場に入ってまず私たちを迎えてくれたのは、全長2.5メートルの巨大ノンタン!

ふわふわの体で気持ちよさそうに眠るノンタンの姿に、もう「かわいい」しか言葉が出てきません。

元気いっぱいでやんちゃなイメージのあるノンタンが、なぜすやすや眠っているのでしょうか? その答えは、中に入るとすぐにわかります。

最初に広がるのは「ノンタンの夢の中」。ふわふわと幻想的な空間の中には、あちこちにノンタンの姿が。入口にいたノンタンの夢の世界に入り込むという体験が楽しめます。

さらに進むと、なんとノンタンのおねしょの跡が…!物語をたどっていく展示は、ただの「展覧会」ではなく、本当に絵本の中に入り込んだような気分にさせてくれます。

来場者みんなで「ノンタンをお祝いする」!

おねしょの布団の先に広がるのは、「ノンタンをお祝いする」コーナー。来場者がノンタンの50回目のバースデーパーティーに参加する、という設定です。

まず目を引くのは、ノンタンが大好きな赤い車。実際に乗れそうなほどのサイズ感のこちらは、ダンボールアーティスト・儀間朝龍さんが制作した作品です。なんとダンボールとガムテープだけで作られているのだとか。

作家さんがワークショップで子どもたちと一緒に作り上げたそうで、絵本のラフな線のタッチまで再現されているのに感動しました。

さらに、子どもたちに人気のレゴ®ブロックで作られたノンタンも発見! レゴ®認定プロビルダーの三井淳平さんによる作品で、赤い自動車に乗ったノンタンが嬉しそうな表情を見せています。

レゴでこんな曲線が表現できるとは……。レゴ好きの方には、ぜひ細部までじっくり見てほしい作品です。

そして、写真撮影が盛り上がりそうなのが「ノンタンのバースデーケーキ」。コスチュームクリエイター・イナドメハルヨさんの作品で、ケーキのトッピングになりきって写真撮影を楽しめます。

クリームになるか、イチゴになるか……どちらを選ぶか迷いますね。

大人も子どもも「ノンタンと遊ぶ」!

大きな楕円形の空間では、「ノンタンと遊ぶ」をテーマに、まるで絵本の中に入り込んだような体験が楽しめます。

この日の内覧会には、なんとノンタンご本人も登場!

「本物だ!」と報道陣も大盛り上がり。ブランコを独り占めしようと抱きしめる姿までキュートです。

ノンタンが乗っていたブランコは、来場者も実際に体験できます。子どもだけでなく、大人も利用OKなのがうれしい!

高い天井から吊るされたブランコは、公園の遊具とはひと味違う浮遊感を楽しめました。背後にいるノンタンの友だちのひややかな視線も感じながら、ぜひ楽しんでみてください(10回こいだら順番交代で!)。

靴を脱いでゆったり過ごせるコーナーも。

50周年を記念して刊行されたポップアップ絵本『ノンタンのおうち』が置いてありました。

さらに、この『ノンタンのおうち』の中に実際に入れる展示も! まさに文字通り「絵本の中に入る」体験です。

近づくと窓やドアからノンタンが現れる、遊び心たっぷりの仕掛けがいっぱい。にらめっこやかくれんぼを楽しめます。

会場では、この展示でしか見られない「ノンタンたいそう」のアニメも上映中。スクリーンに映るノンタンたちの動きに合わせて、実際に体を動かして楽しめます。

「子どもの体操」と侮るなかれ。曲のテンポが上がるにつれて難易度もアップ。ついていくのに必死になるほどでした…。

キヨノサチコさんの原画も50点展示

展示の最後には、「ノンタン」シリーズの絵本原画が約50点展示されていました。

さらに、作者・キヨノサチコさんの作業机も再現。ノンタンが生まれた制作現場を感じられる空間になっています。

ノンタンといえば、特徴的なのがギザギザの線。まっすぐではない、少し揺れる線は、面相筆で描かれていたそう。手描きならではのあたたかみがあります。

二代目編集者の千葉美香さんによると、キヨノサチコさんは「線がゆれてしまうのは下手くそだからよ」と話されていたそう。いたずらっぽい一言に、ノンタンらしさを感じるエピソードです。

さらに、意外にも子どもたちに人気のキャラクターとして紹介されたのが、ハチ。よく見ると、ノンタンのそばにはいつもハチの姿があります。

千葉さんによると、絵本の全ページにハチがいるかどうか、編集者が細かくチェックしていたのだとか。小さなキャラクターにも込められた遊び心から、長く愛される理由が伝わってきました。

原画ならではの筆づかいや、手描きの温かみをぜひ会場で感じてみてください。

かわいすぎるグッズ・コラボメニューも!

展示限定のグッズも見逃せません。この展覧会ならではの色使いのノンタングッズが多数登場しています。

この展示のために作られた子ども向け図録『ねえねえノンタン』も、カラフルでポップな色合い。ノンタンの新たな魅力が発見できそうな一冊は、デザイナー・佐々木俊さんの力作です。

編集部が注目したのは、こちらのおしゃれなバッグ。ノンタン展でこんなにかっこいいバッグに出会えるとは!

たくさん並ぶグッズの中から、ぜひお気に入りの一品を探してみてください。

併設カフェでは、ノンタンとのコラボメニューも楽しめます。数あるメニューの中から編集部が選んだのはこちらの2つ。

ノンタンのハッシュドビーフ
ノンタンのまんぷくハンバーグプレート

かわいすぎて食べるのがもったいない……と思いつつ、どちらもおいしく完食しました。

PLAY! PARKではコラボ遊具が登場

MUSEUM上階の屋内キッズパーク「PLAY! PARK」でも、期間限定でノンタン展とのコラボ遊具やワークショップが楽しめます。(2026年7月18日ー9月27日/別途入場料がかかります)

絵本『ノンタン バースデイブック』に登場する“たまごからうまれた星”を再現した大型遊具は、まるで絵本から飛び出してきたような存在感。なんとこちら、スタッフさんの手作りです。絵本のワンシーンを再現し、ぜひ記念撮影を楽しんでください。大人が乗っても大丈夫です!

ワークショップでは、紙くずを投げたり飛ばしたりして遊び、最後にノンタンのパネルを飾り付ける共同制作「ぱっぱらぱなし」と遊んじゃお!を開催。そのほか、布や風船を使った0〜2歳向けの感覚遊び「ぱっぱら まみれ」も楽しめます。

さらに、紙粘土でノンタンのクッキーを作り、下階の美術館へ届けに行く展示鑑賞ツアー「美術館にいるノンタンにクッキーを届けに行こう」(7/29・8/26)も開催! 手作りクッキーでノンタンをお祝いする体験は、子どもたちにとって楽しい思い出になりそうです。

※詳細はPLAY! PARKのホームページをご確認ください。

ずっとともだち、ノンタンの魅力

「くちが大きくて、いつも笑っている。気持ちのいいキャラクターですよね。ノンタンが長く愛されているのは、喜怒哀楽がはっきりしているからかもしれません。おじさんの自分ですら、いいなと思えるんです」

そう語るのは、本展のプロデューサー・草刈大介さん。

今まさにノンタンのように自由に遊び、感情豊かに成長している子どもたち。そして、かつてノンタンと一緒に育った大人たち。

世代を超えて楽しめる「誕生50周年記念 ノンタン ずっとともだち!!!」展で、この夏、ノンタンとの思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

PLAY! MUSEUM

●アクセス

〒190-0014 東京都立川市緑町3-1
GREEN SPRINGS W3棟 2F
JR立川駅北口・多摩モノレール立川北駅(国営昭和記念公園方面)より徒歩約10分


●「誕生50周年記念 ノンタン ずっとともだち!!!」展
2026年7月18日(土)ー9月27日(日)
入場料:一般1,800円 / 大学生1,200円 / 高校生1,000円 / 中・小学生600円 /未就学児無料

※詳細はPLAY! MUSEUMのホームページをご確認ください。