子どもがペットに噛まれた…消毒より先にすべきこと 小児科医が教える受診の目安

犬や猫をはじめとするペットは、私たちの暮らしにとても身近な存在です。一般社団法人ペットフード協会の「2025年(令和7年)全国犬猫飼育実態調査」によると、国内では犬が約682万頭、猫が約885万頭飼育されており、合わせると約1,567万頭もの犬や猫が人とともに暮らしています。
小さな子どもがペットと遊ぶ姿は微笑ましいものですが、遊んでいる最中に噛まれたり引っかかれたりするアクシデントが起こることもあります。そんなとき、家庭ではどのような応急処置をすればよいのでしょうか。受診すべき傷の見分け方や注意したい感染症について、竹内内科小児科医院院長の五藤良将医師に聞きました。(取材・文/吉澤恵理)
健康な飼い犬・飼い猫なら、噛まれても感染の心配は少ない?
ワクチン接種や健康管理をしているペットなら、噛まれても心配ないのでしょうか。五藤医師は「ペットの健康」と「感染リスク」は別問題だと指摘します。
――家庭でワクチン接種や健康管理をきちんとしている犬や猫であれば、子どもが噛まれたり引っかかれたりしても、感染症のリスクは低いのでしょうか。
五藤医師:健康な飼い犬や飼い猫でも、「感染しない」とは言えません。犬や猫は健康な状態でも、口の中にさまざまな細菌をもっています。噛まれて皮膚が破れれば、唾液とともに細菌が傷の中へ入り込む可能性があります。
大切なのは、「ペットが健康であること」と「噛み傷から細菌感染を起こす可能性」は別だということです。ワクチンを接種している犬や猫だからといって、口の中の細菌がなくなるわけではありません。「うちの犬・猫だから大丈夫」と自己判断しないようにしてください。
犬や猫に噛まれた・引っかかれたら「まず洗う」
応急処置で最も大切なことは何でしょうか。五藤医師は






























