「2人目が欲しい」と思ったら?共働き夫婦が話し合っておきたい気持ち・身体・お金の話
1人目の育児が少し落ち着いてくるタイミングで頭をよぎるのが、「2人目、どうしよう?」という悩み。しかし、仕事と育児の両方を担う「はた親(はたらく親)」にとって、2人目を迎えるかどうかは、気持ちだけでは決められないものです。
いろいろな事情が絡み合うからこそ、夫婦の希望や不安を一つずつ整理しておきたいところ。『働く親のためのサバイバルガイド 子育ても仕事も大切にしたい人の人生戦略書』より、2人目を考えるときに向き合いたいポイントを紹介します。
※本稿は、岸畑聖月 (著) 『働く親のためのサバイバルガイド 子育ても仕事も大切にしたい人の人生戦略書』(文響社)より一部抜粋、編集したものです。
2人目育児する? しない?
1人目育児が一段落し始めたころ、心にふと浮かぶ「2人目、どうしよう」。誰かに聞かれたわけではないけれど、SNSや保育園のママ友・パパ友、おじいちゃん・おばあちゃんの一言が、知らず知らずプレッシャーになることもあります。だけど…育児も仕事も、日々の暮らしも回している中で、「2人目」は人生のビッグイベントそのもの。感情と現実が交錯する悩ましさに向き合い、一緒に整理していきましょう。
2人目育児を考える際のポイント
2人目について考えるとき、大切なのは「なんとなく流されない」ということ。子どもをもう1人持つことは、人生・心・身体・仕事に直結する大きな選択です。一方ではた親は、1人目が落ち着くとキャリアが再加速しやすい時期。気がつけば責任も大きくなり、悩んでいるうちに年齢的にも妊娠が簡単ではなくなるケースも多いのです。
「何人欲しいのか」「いつなら望めるのか」「実子か養子か」などを早く言語化しておくことが、選択肢を狭めない最大の防御策。“早く産む”ことも医学的には大切ですが、“早く考えて整理する”ことが、後悔しないための最大のポイントです。
悩む時間を決断した時間に変えれば、2人の航海を最大限豊かなものにできます。整理することは、次の3つです。
1.お互いの希望(気持ちの軸の整理)
まず向き合いたいのは、お互いの“本音”。「欲しい・欲しくない」はもちろん、望むタイミングや不安も含めて、夫婦の価値観をすり合わせましょう。
2.身体の状況(医学的な視点での準備)
妊娠には“タイムリミット”が存在します。感情だけでなく、“身体の現在地”を把握しておくことは、はた親にとって大切なセルフマネジメント。ぜひ準備として、ブライダルチェック( 子宮・卵巣・精巣に異常がないか、卵巣機能や精子機能、感染症のチェック)を行ってください。もちろん未婚でもOK、男性にも推奨します!
妊娠確率は年齢と共に下がるのに対し、流産率・染色体異常の子どもが生まれる頻度は年齢と共に上昇します。これは女性だけではなく、男性にも同じことがいえます。また妊娠において母体の加齢の影響は確実にあるため、卵子凍結・受精卵凍結も“しているから大丈夫” ではありません。
3.経済的状況(家計・働き方・キャリアの見通し)
子育てには、直接的・間接的に経済的状況も考えないといけません。“なんとかなる”というポシティブ思考も大事ですが、会社や自治体の補助、家計のやりくりも含め総合的に判断を。
実は、日本では既婚女性の4人に1人が中絶を経験しているデータも。経済的理由も多く、“油断で授かる” ことも、“望むのに授かれない” ことも起こりうる。だからこそ、自分の身体の情報を知り、お互いの希望や経済的状況を加味して、早めに考えておくことが大切です。
夫婦の体力や関係性からの不安
岸畑聖月 (著) 『働く親のためのサバイバルガイド 子育ても仕事も大切にしたい人の人生戦略書』(文響社)
「子どもはかわいいけれど、毎日、体力が限界ギリギリ!」
「時間に追われて、キャリアを考える余裕がない」
「夫婦2人とも頑張っているのに、噛み合わない」
1000名以上の現役”働く親”の声からわかったリアルな「両立の壁」に、2500組以上の働く親の両立支援をしてきた著者が全ての知見を詰め込みました!
「共働き子育てのスペシャリスト」を名乗る不思議なペンギンとともに20年間の育児と仕事の両立の航海にいざ、出発!
