「平日14時にPTA?ふつうに仕事ですが…」共働き親は“小学校の保護者参加”とどう付き合えばいい?

岸畑聖月

だいたい平日昼間に開催されるのが、小学校の保護者参加行事。「また仕事を休まないと…」と頭を悩ませる「はた親(はたらく親)」も多いのではないでしょうか。

すべての行事に参加するのは、なかなか難しいもの。だからといって、参加できないたびに罪悪感を抱える必要はありません。『働く親のためのサバイバルガイド 子育ても仕事も大切にしたい人の人生戦略書』より、学校行事と無理なく付き合うためのリアルな戦略を紹介します。

※本稿は、岸畑聖月 (著) 『働く親のためのサバイバルガイド 子育ても仕事も大切にしたい人の人生戦略書』(文響社)より一部抜粋、編集したものです。

はた親としての学校村への関わり方

小学校に入ると、じわじわと増えるのが「学校行事と地域活動」。行事案内のプリントを見ては「また平日!?」とため息が出てしまうことも。保育園時代は“親の就労”が大前提だったため、行事も土日や夕方以降が多く、参加できなくても理解されやすい雰囲気がありました。ところが小学校は「保護者参加」が暗に求められてしまうという現実が待っています。

なぜ“全部参加”は難しいのか?

1.平日昼開催が多い
学校の稼働時間に合わせて開催されるため、参観日は午前中だけ、運動会の係は平日準備、PTA会議は14 時集合…など、勤務時間と真っ向から衝突。これでは行きたくても行けないのです。

2.行事の種類が多い
年に1〜2回の保育園行事とは違い、月単位で何らかのイベントが発生します。加えて学年別・クラス別で内容が異なり、きょうだいがいると全参加はさらに厳しくなります。

3.情報伝達が遅い
「今週末に開催」「来週までに出欠表提出」など、直前に連絡が来るケースも多く、予定調整が間に合わないことも。はた親の事情を汲み取ってくれる学校やPTAも増えてはいますが、まだ少数派です。

でも、安心を! 現実的には、学校も“全員参加”は前提にしていないので、全部に参加しなくても大丈夫です。

欠席を想定して、後日プリント配布や保護者向け動画など代替手段が用意されることも。最近では、専用アプリで共有してくれる学校もあります。

また、夫婦で分ける、祖父母にお願いする、ときには保護者同士で交代し後日、情報共有をお願いするなど、「全部自分」から「チームで回す」発想も持っておきましょう。意外と祖父母の参加も多いものです。

全部出ようとすると親も疲弊し、子どもも「来てくれて当たり前」になってしまうことも。大事な行事にしぼる方が、子どもの記憶にも残りやすいという考え方もありますよ。

リアルな親の参加戦略

参加方針を事前に決めておくと、いざというときの判断が楽になります。ここではリアル戦略をお伝えします!

1.優先順位を決める
「運動会と発表会は必ず行く」「PTAは隔年に1役だけ」など、事前に家庭内ルールを設定。夫婦のすり合わせも大切です。お互いにその分の有休も確保しておきましょう。あらかじめ子どもにも共有しておくと、無駄なガッカリを防げます。

2.シフト制で参加
参観日は母、運動会の係は父…と、夫婦・家族でシフトを組むのもおすすめです。祖父母もシフトメンバーに。

3.無理な日は無理と、早めに子どもに伝える
参加できない場合は、学校へ連絡し、子どもへも早めに共有。理由も添えると少しずつ理解してもらいやすくなります。また必要な情報は後からもらえないか、学校にも聞いてみましょう。中途半端な罪悪感より、誠実な対応が大切です。

4.会社にも随時確認を
2025年の4月に改正した、育児・介護休業法では、これまで子どもの病気やケガをしたときに取得できた「(旧)子の看護休暇」から、入卒園式や学校行事などにも使える「(新)子の看護等休暇」に。対象となる子どもの年齢も小学校3年生までに拡大しました(これまでは未就学まで)。このように制度は日々刷新されるので、定期的に会社にも確認しましょう!

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