「なんで学校でおしゃれしちゃダメ?」納得できない小5女子に、元・金髪教師が返した答え
学校では、なぜ子どもがおしゃれをすることが禁止されているのでしょうか。
小学5年生の女の子から寄せられたのは、学校でのメイクやおしゃれをめぐる疑問。中学校の美術教師だった末永幸歩先生も、かつて金髪を理由に校長先生から叱られた経験があるといいます。「学校のルール」の本当の意味について、末永先生の回答をご紹介します。
※本稿は、小学館「みんなの教育技術」編集部 (編集) 『だれにも聞けない!ヒミツのしつもん180』(小学館)より一部抜粋、編集したものです。
なぜメイクをして学校に行ってはいけないの?
学校では、どうしておしゃれをしちゃいけないんですか?メイクをしたりかわいい服を着ると気持ちが明るくなるし、いけないことがあるとは思いません。それなのに、子どもがするとだめだと言われるのが納得できません。(小5女子)
わたしは中学校の先生でしたが、金髪でした
わたしは中学校の先生でしたが、金髪でした。
あるとき校長先生によびだされ、「地域の人に信頼してもらうため、学校がある地域の文化に合わせてください」と叱られてしまいました。
なぜ学校におしゃれをしていってはいけないのでしょう。「学校は勉強するためにあるのだから、勉強に集中できる格好をしよう」と言う先生や、「制服の学校もあるけれど、制服は貧富の差に関係なく勉強できるように作られたのだよ」と教える先生もいるかもしれませんね。どの意見にも一理ありますが、それでも「だから、おしゃれ禁止」というルールにしてしまうことに、わたしも疑問を持っています。
だから、少し髪色を変えてその場をしのぎながら、結局は金髪に近い色を保っていました。おしゃれを楽しみたいという気持ちも半分ありましたが、ふり返ると、「こうあらねばならない」という風潮に対する疑問がそうさせていたのだと思います。
ですので、「おしゃれをしない」という「決め事」を作ってそれを守ることよりも、「どうすれば地域の人に信頼してもらえるか?」「どうすれば勉強に集中できるか?」という「問題」について考え続けることのほうが、より大事だと思います。
どんなルールにも、それが決められる以前にはたくさんの異なる意見があったはずです。しかし、決め事になったとたん、その裏にあった問題について考えることができなくなってしまいます。どんなことも立ち止まって考え続ける姿勢を持ちたいとわたしは思っています。
だから、あなたがいだいた疑問を尊重します。
(美術教師・アーティスト 末永幸歩先生)
小学館「みんなの教育技術」編集部 (編集) 『だれにも聞けない!ヒミツのしつもん180』(小学館)
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