牛乳は「こぼす」ではなく「こぼれる」もの? 子どもの天才的な言葉の使い分け【ゆる英語子育て⑪】

大井ミサコ
2026.05.28 18:29 2026.06.03 11:50

牛乳は「こぼす」ではなく「こぼれる」もの? 子どもの天才的な言葉の使い分け【ゆる英語子育て⑪】の画像1

子どもが食卓で牛乳入りのコップを倒したとき、なぜか「こぼした(自動詞)」とは言わず、「こぼれた!(他動詞)」と言い張ることはありませんか?

じつは、こうした自動詞と助動詞の使い分けは、英語圏の大人にとっては難しいものだといいます。

一方で、日本人が混乱しがちな英語の使役動詞「let」と「make」も、子どもたちは驚くほど自然に使い分けています。混乱する大人をよそに、子どもたちはどんなルールで言葉を選んでいるのでしょうか。

アメリカ人の夫と4人の子どもと暮らす大井ミサコさんのエッセイから、子どもが言葉を覚えるしくみをひもときます。

「let」と「make」の使い分け

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「大人は苦労するのに、子どもは簡単に覚えられるもの、な~んだ?」

こんな答えがいくらでも考えられそうなクイズをいきなり出されても……と困惑されるかもしれないが、言語教育の観点から答えをひとつ挙げるとするなら、それは「利害関係がはっきりした表現」であると思う。

大井ミサコ

大井ミサコ

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1986年長野県生まれ。大阪大学文学部卒業(専攻は英語学)。書籍編集者を経て、現在はライター・翻訳業に従事。夫と4人の子どもと共に長野県在住。